ビジネス知見を持つアドバイザーへのインタビューをお膳立て
ビザスクは「知見プラットフォーム事業」の単一セグメントですが、2022年2月期の通期決算説明資料では、コアサービスの「ビザスク interview」と「新プロダクト群」(ビザスク lite、ビザスク project、ビザスク expert survey、ビザスク partner他)に分けています。
ビザスク interviewは「フルサポート形式スポットコンサル」で、ビジネス知見を有するアドバイザーに対し、必要なときに聞きたいことを手軽にヒアリング・相談できる1時間単位のインタビューを、ビザスクが設営します。投資・事業機会の評価や、ベストプラクティスの評価などに活用されます。
新プロダクト群は、ビザスクが抱えるエキスパートを活用したサービス。たとえば「ビザスクlite」は、顧客がアドバイザーを自分で検索・募集する「セルフマッチング形式」のサービス。「ビザスク expert survey」は、オンライン・アンケート形式で多数のアドバイザーの知見を一度に収集することをサポートするサービス。「ビザスク partner」は、アドバイザーが課題やニーズに応じて一定期間を伴走支援するサービスです。
2022年2月期の取扱高41億7100万円のうち、「ビザスク interview」は29億2700万円で70.2%を占め、「新プロダクト群」は12億4400万円で29.8%を占めています。
「ビザスク interview」のKPIは「法人クライアント口座数」×「1口座あたりビザスク interview取扱高」です。1口座あたりの取扱高は、2019年2月期より250~270万円前後と横ばいですが、2022年2月期の法人クライアント口座数は前期比53.9%増の1131件と大きく伸びています。
口座数の増加について、同資料では「マーケティングと営業体制への投資」によるものとしており、今後も積極的に広告宣伝費を投入するとしています。
なお、2022年2月期の主要な顧客はボストン・コンサルティング・グループで、4億371万円の営業収益をここからあげています。