観光列車、商業施設などの成功「実績」で評価
JR九州は西九州新幹線開業に合わせて、観光列車「ふたつ星4047」を23日から運行する。「西九州の海めぐり列車」がコンセプトで、武雄温泉から長崎まで長崎本線を走るほか、新幹線ルートから外れているハウステンボス方面も巡る。
JR九州は、JR各社のなかでも「ななつ星」をはじめとする観光列車でリピーターを獲得する一方、商業施設などにも注力し、観光需要を生み出してきた。
そうした実績から、「コロナ後」が視野に入るなかで、投資家の期待が膨らんでいる。韓国の対日政策が融和の方向にあることも、JR九州にとっては追い風になるとみられている。(ジャーナリスト 済田経夫)