一人は寂しい、孤独だと思ったら...不安な気持ち、ちょっとラクになる「考え方」あります【尾藤克之のオススメ】

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   コロナ禍で人とのつながりが減った今、必要以上に不安を感じてしまったり、孤独や喪失感を抱えてしまったりすることはありませんか?

   今回取り上げる一冊は、「自分の心の内側」にフォーカスを当てて、さまざまなや不安や傷つきやすい心への対処法を紹介しています(「対、人」の悩みがメインテーマだった前作、の続編です)。

「続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。孤独も悪くない編」(Jam 著、名越康文 監修)サンクチュアリ出版

「居場所がない」と思ったら...

   よく「居場所がない」という言葉を聞きます。その「居場所がない」と思う時の居場所って、どこなのでしょうか? 著者は次のように言います。

「私も以前はただ漠然と、『居場所がない』と思い続けていた時期がありました。でも、今はこう思うのです。居場所って、自分がそこにいるのを許してくれる場所であると同時に、自分自身が他人といることを許せる場所でもあるのではないかって」(著者)
「だから、自分も他人も受け入れられずにいると、居場所の選択肢を減らしてしまう気がしました。たとえばパートナーが居場所なら、自分が相手のそばにいたい時だけでなく、相手が自分のそばにいたい時も受け入れないと、一緒にはいられません」(同)

   自分を認めてくれる場所なら、認めてもらうための努力や、批判に立ち向かう覚悟も必要になるのです。これはどういうことでしょうか。

「自分が本心でそこにいたいと思わないと、そこにはいられないのです。自分も周りも今のままでいいと受け入れることができれば、居場所を探さなくても、今いるここを居場所にできると思います。今のままの自分でいいと、受け入れてみることが大切です」(著者)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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