『内省ノート』に書き留めて、自分を見つめ直す
そこで、CASEのように、日々のコミュニケーションのなかで、言われてカチンときたことや違和感をもったこと、ショックを受けたことなど一つひとつを、ノートに書き留めておくことをお勧めします。
『内省ノート』などと題して、後々自身の研鑽のために振り返られるようにしておくとよいでしょう。気持ちはわかりますが、くれぐれもカッとなってすぐ反論したり、怒鳴りつけたりすることは抑えましょう。
そして、一人の時間にじっくりクールダウンしながら、『内省ノート』にメモした一つひとつの部下の言葉を、発言した部下の視点から、あらためて掘り下げてみましょう。すると、部下が自分に対して抱いている不満、自分をどう見ているかといったことが、徐々に見えてきます。
「自分のなかでは辻褄が合っているつもりだったが、部下から見たら軸がブレているように感じられるのかもしれない」
「部下一人ひとりが今どのような状況で仕事をしているのか、確かに十分には把握できていなかった」
こういった気づきが生まれてきます。そして、ここまで整理できたことは、あらためて書き留めておきましょう。