円安が止まらない。東京外国為替市場の米ドル円相場は、とうとう1ドル=150円台に迫ろうかという勢いだ。そんな状況に、果敢に挑んだ同志社大学の岩瀬颯汰さんは今週(2022年8月29日週)もガッチリ。「重要指標の波に乗ることができた」のが勝因と言い、「FXだけでみると最近は円安トレンドが続いていて比較的取引しやすいかと思います」と、余裕すら感じられる。
北海道大学は、今週から小松柊太さんにバトンタッチ。掲げた投資方針によると、取引通貨ペアを「米ドル円」にしぼるという。難解な相場に挑み、不破拓人さんが積み上げた利益をどこまで伸ばせるか――。注目したい。
後半戦は「米ドル円」で勝負! プラスを上積み(北大金融研究会)
はじめまして。不破拓人からバトンを受けた小松柊太です。今週(8月29日週)は、引継ぎ期間ということで、取引はしませんでした。
私も不破と同じくFXは初心者です。練習として、自身のお金で取引を始めたのですが、うまく行ったと思えばどこかで大損。結局、プラス・マイナスゼロとFXトレードの難しさを感じています。
とはいえ、北海道大学 金融研究会の名前を背負ってやるからには、私もある程度の方針を固めたいと思います。
そこで決めたのは、(1)取引通貨はドル円のみ(2)取引ごとに根拠を示す(3)感情で取引をしない――の3つです。
(1)は私にはいくつもの通貨の情勢を見る余裕はないと判断したのが一番の理由ですが、その他にも現在、金融政策に大きな開きがある2か国であり、ドル円を追うだけでも面白いと思ったこともあります。
(2)と(3)は、不破のこれまでの記事を読んで考えたことです。私自身の取引でも、なんとなくチャートを見て買って大損したことや、含み損に焦って決済した後に反発することがよくあったことの反省でもあります。
さて、円安が止まらず、9月7日には1ドル=144円まで急落。こんな状況で、FX大学対抗戦に飛び込むのはとても怖いですが、金融政策や各経済指標などを追うファンダメンタル分析から、テクニカル分析を地道に勉強することで、不破が築いてくれたプラスをなんとか維持したいです。
みなさん、よろしくお願いします。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
9月2日現在 113万2920円
◆ ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
FX初心者ということで、ちゃんとルールを決めて取引に挑むのは、初めはなかなかできなかったりするのですが、そこを宣言されるのはとても素晴らしい心意気ですね。
取引通貨ペア数を絞るのも、私が最初に負けてた頃に自分のトレードを見直して決めたルールの一つで、かなりパフォーマンスが変わりました。今となってはトレードする通貨ペアは増えましたが、最初のころは本当にわけがわからなくなってくるので、「絞る」ことはとても大切ですね。ご自身で決められたルールを厳守して、この企画に参加しながら日々学びを得て、トレーダーとして歩んでいただきたいと思います。
短い期間となりますが、どうぞ宜しくお願い致します!
北大金融研究会(HFAC)所属。投資は積立投信から始め、半年ほど経つ。FXは試しにかじってみたものの1500円の損失を出し、情報の大切さと難しさを体感。今回、もう少しチャレンジしてみることにした。趣味は旅行、写真など浅く広く。プロフィール写真は今年2月に訪問した納沙布岬。
?北大金融研究会
FXトレードは初挑戦。今まではファンダメンタルを基礎とした株式投資を行っていました。今回のFX大学対抗戦では、せっかくのデモトレードということで、テクニカル分析にも挑戦したいです。趣味は映画観賞。最近観た映画の中では「ドライブ・マイ・カー」が推し。