「出社せよ!」という上司を説得するメールの書き方とは?
「オフィスに出社せよ!」のプレッシャーが強まるなか、これまでどおり在宅勤務を続けたいビジネスパーソンはどうすればよいのか。
ニーズがあるところに、ソリューションが生まれるのが世の常です。さっそく、「出社を要請する上司を説得するメールの書き方」といったアドバイスがネット上に出現し、人気を博しています。
「Here are a few tips for writing an email requesting work from home」(在宅勤務を要請するメールを書くコツ)
どんな内容なのか興味がわきますが、まずは「病気の家族がいる」など、「上司が状況を理解できるように、在宅勤務が必要な理由を詳細に記載せよ」とアドバイスしています。
また、「週3日在宅希望」のように「在宅勤務を希望する日数」や、「あと1か月はこのまま在宅勤務を続けたい」など、希望を具体的に数値で伝えることが大事、だとしています。
くわえて、「在宅勤務中は上司に毎日報告します」「ミーティングに出席できない場合は電話で対応します」といったフォロー策を提案する。「在宅勤務の方が業務に集中でき、書類作成がはかどった」など、実績をアピールするのも効果的とのこと。なるほど、「上司攻略」のポイントがつかめた気がします。
「出社」をめぐる「新たな戦い」がこの先どう転じるのか。とくに、「上司を説得するメール」については、ぜひ、実例とその効果といった「続報」を期待したいところです。
それでは「今週のニュースな英語」は、「the tide turns」(潮目が変わる)を使った表現を紹介します。世の中のトレンドが大きく変化することを表し、ビジネスの場面でもよく使われます。
Turn the tide !
(潮目を変えろ!=状況を変えよう)
The tide turns toward renewable energy
(潮目は、再生可能エネルギーに向けて変わっている)
Is the tide turning on the streaming market?
(ストリーミングサービス市場の潮目が変わってきた?)
ちなみに、マネジメント層への調査で「出社要請に応じない社員にどう対応するか」と尋ねたところ、40%が「nothing」(何もしない)と回答したとのこと。もしかしたら、「新しい戦い」を制するのは「強気な従業員」かもしれません。
(井津川倫子)