オンライン派の不安「契約が完了したの?」
さて、「ショップ派」と「オンライン派」、それぞれに契約の際に困ったことを聞くと――。
ショップ派では59.4%が「困ったことはない」と回答。一方、オンライン派では「困ったことはない」人は72.8%に達し、ここでもオンライン派の満足度が高いようだ。
それでも、それぞれの困ったことを聞くと(複数回答可)、ショップ派では「手続きから契約完了までに時間がかかった」(45.8%)が最も多く、次いで「手続きの案内に入るまでの待ち時間が長かった」(27.6%)、「自分の意向に沿わないプランやオプションを勧められた」(16.3%)、「説明がわかりづらかった」(14.8%)と続いた=図表4参照。
一方、オンライン派の困ったことは(複数回答可)、「契約が完了しているか不安だった」(36.0%)が最も多く、次いで「自分で調べるのが手間だった」(25.7%)、「端末を実際に見ることができなかった」(25.0%)、「契約した内容が自分に合っているか不安だった」(17.6%)、「不明な点が出た際の問問い合わせ窓口がつながりにくかった」(16.9%)と続いた=図表5参照。
何かと有利にみえる「オンライン派」にも弱点があるようだ。
調査は2022年7月13日~7月15日、全国の18歳~79歳の男女1万人にインターネットで聞いた。また、その中から直近に携帯ショップで契約した500人と、通信会社の公式WEBサイトで契約した500人の計1000人に重点的に聞いた。
(福田和郎)