世界累計販売台数500万台突破のスバル「アイサイト」搭載車...開発強化、AIやOTA搭載へ 本気で目指す「2030年死亡事故ゼロ」

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最新システム「アイサイトX」、自動運転「レベル3」に近い機能

   スバルは22年8月31日、メディア向けにアイサイトの技術説明会を開いた。アイサイトは運転席のバックミラー周辺に取り付けた二つのカメラ(2眼=ステレオカメラ)で路上の対象物を判別している。

   20年発売の新型レヴォーグでは、視野を大幅に広げた新開発のステレオカメラと画像認識ソフト・制御ソフトの改良に加え、前後4つのレーダーや高精度地図ロケーターなどを組み合わせ、より幅広い運転支援が可能になった。

   「アイサイトX」と呼ばれるこの最新システムは、車線変更支援、カーブ前速度制御、渋滞時ハンズオフ(手放し運転)アシストなど、自動運転の国際基準では「レベル2」ながら、「レベル3」に近い機能を実現している。

   自動運転のレベルは5段階に分かれ、レベル1が自動ブレーキなどの「運転支援」、レベル2が高速道路で前のクルマに追走し、手放し運転など「高度な運転支援」ができるクルマだ。

   そして、ここから先が本格的な自動運転で、レベル3は高速道路など「特定条件下の自動運転」が認められたクルマで、ホンダが世界に先駆け21年3月に発売したが、本格的には普及していない。

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