「閉店間際の見切り品や割引品を一生懸命買っています」
こうした値上げラッシュについて、インターネット上ではあきらめの声が広がっている。ヤフーニュースのヤフコメ欄を見ると、こんな涙ぐましい節約術のアレコレが――。
「メインのおかずは半額を選び、調味料や牛乳はPBで。徒歩でスーパーや八百屋を回り2日分を購入。冷蔵庫やパントリーが空でも買い足しせず工夫で乗り切る。食パンや納豆は安いときに2個買って冷凍。バターやビールはポイントで交換。洗濯は風呂の残り湯、交通費は歩いて節約。
お皿洗いはチョロチョロ水、煮物は厚手の鍋で早目に火を止める。お菓子はほとんど買わずレギュラーコーヒーは朝だけ。ここまでやると今はまだ耐えられるレベルです」
「食料品を買いに行く時は、事前に自宅で食事を済ませて満腹になった状態で行くことだね。そうすると、ムダな食料品を買うことが減る」
「節約だけでなくダイエットのためにも菓子、ビール、コーヒーなどの嗜好品は買わないようにしている。だが、料理好きなので、調味料の値上げはつらい」
「色々と値上がりしているので、スーパーで和牛や刺身などを、閉店間際の見切り品や割引品を一生懸命買っています」
最後に、こんな声を紹介したい。
「決して価格転嫁と呼ばれる現象ではないようなので、原材料費やエネルギーの高騰が一服し修正された時に、今般の値上げ相当分が各企業の利益となり、ゆくゆくは従業員の報酬として還元されるという、よい流れができることに期待したい」
(福田和郎)