業績予想の上方修正に「保守的な印象」...投資家はさらなる期待
株価は決算発表翌営業日の8月12日に一時、前営業日終値比160円(7.6%)高の2256円をつけて年初来高値を更新した後、16日から5営業日連続で年初来高値を更新した。
横浜ゴムは決算発表と同時に、2022年12月期通期の業績予想の見通しを上方修正した。
売上収益は従来予想比1050億円増えて8550億円(前期比27.5%増)、事業利益は従来予想比25億円プラスの625億円(0.5%増)、最終利益は従来予想比20億円プラスの420億円(35.9%減)となった。
ただ、むしろ市場からは「下期以降も堅調な需要を見込んでいることを考慮すると、保守的な印象」(野村証券)との指摘も出ている。
原材料費高、ガソリン高という逆風はあるものの、中国の新車需要回復などを踏まえれば、さらなる上方修正の可能性があり、投資家もそのあたりに期待しているようだ。(ジャーナリスト 済田経夫)