「大事なのは行動した数だよ」歌舞伎町元No.1ホストの経営者が語る「一流の失敗」

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ホストと営業...親和性が高い理由とは

   なぜホストは「経営者になろう」とするのか? という文章に目を奪われた。

   ホストは基本的に若いときしかできない職業だ。辞めた後、バーや居酒屋など飲食店のオーナーのほか、企業の経営者も一定いるという。失って困るようなものをもともと持ち合わせていないから、「何か事業をやって、経営者になろう」という発想がしやすい、と推測している。

   このように、何も持っていないことが、じつは強みになるという。

   ホストはセールストークを行って、お客様に楽しんでもらう究極のサービス業でもある。営業職も、扱う商品は違うが、お客にセールストークを行って契約を取ることには変わりがない。「ホストと営業は親和性が高い」とも。

   彼らのセルフブランディング力に学び、自分の特徴を知り、適切なターゲット層にアプローチをかけていくことで、営業の成功率を高めることができる、と説明している。

   ホストとして成功した信長さんは、優秀な「営業マン」でもあったわけだ。シンプルな言葉で読者を勇気づける本だ。

(渡辺淳悦)

「一流の失敗、三流の失敗」
信長著
秀和システム
1650円(税込)

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