SDGsも、経営理念も「お題目」と軽視する部下...どう諭す?【上司力を鍛えるケーススタディ CASE 10】(前川孝雄)

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メンバーを巻き込み、全員が共感できるチーム・ビジョンを創る

   そこで、全社的な経営理念を浸透させるためには、これを具体化したチームとしての「ビジョン」を部下と共に創る取り組みが効果的です。

   「ビジョン」とは、2?3年のスパンで「自分たちが誰のどんな課題を、どのような方針で、どのような行動によって解決していくか」を明文化するもの。チームの一体化と部下一人ひとりの動機形成の、中心軸になってくるものです。

   大切なのは、管理職だけでビジョンを決めるのではなく、メンバー全員を巻き込むことです。創り上げるプロセスが、全員にとって納得できるビジョンを生み出し、そのまま共有・浸透につながるからです。

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