「やりたい人が活動するPTAに」 PTA改革の成功例も
一方では、PTA改革に成功した人々も少なくない。こんな意見に代表される。
「現役役員です。メール配信システムでPTAの通知はほとんど配信。今年度は総会資料も配信にしてペーパーレス。インク代も印刷の手間もなくしました。卒業記念品は各親から。会費は現金集金にして振り込み手数料削減。会議も集まる必要がなければリモート」
「毎月小学校に出入りしてちょっとしたイベントをやっていました。好きでやったので経費は私個人の持ち出しでした。(中略)私が学校と相談して好きな事をした事がきっかけとなり、その後、やりたい事があってやりたい人がいたら活動するようなPTAに変化しました。
(たとえば、)毎年恒例だったバザーはなくなり、2分の1成人式みたいなイベントや紙飛行機大会をやるようになりました。見守り隊的なものもなくなりましたが、登下校時にお年寄りが一緒に歩いたりするようにもなりました。卒業アルバム制作は、6年生の親による委員会に移行しました。これだけは実質的にはPTAですが、枠を取り払うと活動の自由度はむしろ増える実例となりました」
(福田和郎)