メイクは男女関係なく「したい人がすればいい」時代!
調査では、男女の外見(メイク)への考えについて、それぞれに意見を聞いた。
全体でみると、男女関係なく、したい人がメイクをすればいい、男女関係なく好きな格好をすればいい、人の外見について他人が言及するべきでないといった、「男女」という考え方に縛られず、個人が望むようにすればいいという考えが支持を集めているようだ。
それぞれの結果を性・年代別にみると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によるマスク生活やおうち時間の増加で、化粧をめぐる環境は大きく変わった。「女性がマナーとしてメイクをするべき」という考えについて、どのように思うか聞いたところ、すべての性・年代で「そう思わない」と答えた人が、「そう思う」と回答した人を上回った。
なかでも、その傾向が強いのは、女性の10代、20代、60代、男性の40代と60代だった=下のグラフ参照。
昨今、男性メイクも特に若い世代を中心に注目を集めている。「男女関係なく、したい人がメイクをすればいい」という考えについて、特に女性の肯定的な回答が目立つ。10代、20代の女性については7割が肯定的だった。
学生からは、
「男女問わず、見た目や格好に関する捉え方は寛容になってきていることを強く実感しました。外見に関しては、男女という性別を超えて自分自身の好きなようにして良いという意識が浸透してきているということなので、ここからジェンダーへのとらえ方の多様性を推進していくことができるのではないか、ここに着眼点が隠されているのではないかと感じました」
との声があった。
なお調査は、2021年6月15日~16日に、全国の15~69歳の男女を対象に実施。有効回答数は1000人。ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用した。