「一緒にやらないか」と誘った同僚が手のひら返し
【事例2】SNSで知り合った男性から「暗号資産でもうかる」と言われ投資金を振り込んだが、出金できない
SNSで知り合った男性から「暗号資産で儲かる」と言われ動画を紹介された。「今しかない。投資の原資として120万円を振り込むように。ATMの振込限度額を窓口で変更する必要があるが、自動車を購入する資金であると伝えるように」と男性から指示され、2日に渡って120万円を振り込んだ。振込先の名義は会社名義だったが、それぞれ違う名義だった。
指示されたサイトに私の残高情報が出ているが、120万円が約300万円になっているのに出金できない。相手の住所や電話番号は不明でメールで問い合わせたが、「手続きに時間がかかる」としか言わず、その後、連絡がとれなくなった。(2021年8月・40歳代 女性)
【事例3】マッチングアプリで知り合った男性から勧められて暗号資産への投資をした。出金を希望したら高額な税金を請求された
マッチングアプリで知り合った男性に、暗号資産の投資を勧められた。SNSのメッセージで指示を受けながら、最初に国内の業者のアカウントを作成し、暗号資産に交換した後、交換した暗号資産を今度は海外の業者で別の暗号資産に交換した。するといくらか儲けが発生し、自分の銀行口座に入金があった。
その後も金額などを指定され次々と投資したが、さらに高額な投資を勧められたので「お金がない」と伝えると、「消費者金融で借りるように」と言われたため、借り入れをして投資を行った。「もう出金したい」と伝えたが、「海外の業者から出金するには200万円課税される」と言われ、税金を請求された。これまでに500万円以上投資したが、どうしたらよいか。(2022年4月・30歳代女性)
【事例4】同僚に暗号資産のAI投資で儲かると誘われお金を手渡した。同僚に返金を求めても返金されず、連絡も取れない
職場の同僚に「AIが判断して暗号資産に投資するシステムで儲かっている。一緒にやらないか」と誘われた後、セミナーでも契約を促された。資金がないと言うと「消費者金融で借りてもすぐに返せる」と2つの消費者金融で借金するよう指示された。60万円を借りてそのまま同僚に手渡した。
最初は預けた60万円が運用で増えている画面をスマホで見られたが、最近ログインできず見られなくなった。同僚に「やめたい。返金してほしい」と伝えると「暗号資産に変えて返金する」などと言われたあと、返事が来なくなり、連絡が取れない。誰かを勧誘すると紹介料がもらえるという話は聞いていたが、自分は誰も入会させていない。返金してほしい。(2021年12月・20歳代男性)