仕切り直し! 経済指標を意識して堅実に(同志社大学 岩瀬颯汰さん)
◆ 今週(8月8日週)の相場 今週は10日に米消費者物価指数(CPI)の発表と12日に英国の第2四半期(4~6月期)GDP(国内総生産)の発表がありました。米国の消費者物価指数は8.5%上昇となり、民間予想8.7%上昇を下回る結果となりました。これを受けてクロス円は円高方向に流れました。 英国の第2四半期GDPは前期比0.1%減と新型コロナウイルス対策のロックダウン時期以来のマイナス成長となり、英国経済もすでにリセッション(景気後退局面)に陥っているのかもしれません。
◆ 実際の取引 今週は米ドル円と英ポンド円の2ペアで取引しました。 米ドル円は、10日の米国消費者物価指数の民間予想の下回りを受け、米経済のリセッション懸念も相まって円高トレンドになると考えて5ロットでショート(売り)しました。結果としては円高傾向となりましたので、利益を確定しました。 英ポンド円は、12日の英国第2四半期GDPのマイナス成長を受け、こちらもリセッション懸念から円高になると考え、3ロットでショート(売り)しました。結果としては円高になり、利益を確定しましたが、予想していたほど円高にはなりませんでした。
◆ 所感 今回はどちらの通貨ペアも黒字で終えることができました。世界情勢はインフレとリセッション懸念が入り混じる読みづらい情勢ではありますが、主要な経済指標を常に意識して堅実な取引を心がけるよう、今後も頑張っていきたいと思います。
◆ 今週の取引
前週からの損益 プラス6万8240円 8月12日現在 185万3222円
ゆかてぃんのワンポイントアドバイス 8月8日週のクロス円はだいぶおいしく、おもしろい展開でしたね。そこを的確に予想して利益に持って来られたあたり、さすが岩瀬さんだなと思いました(笑)。特に10日の消費者物価指数(CPI)の発表時のドル円の反応は凄まじいものでした。イギリスは景気後退が既に織り込まれているのもあって、GDP(国内総生産)のマイナス成長も予想どおりでした。大きく動きはしましたがドル円程のインパクトではなかったのは、そのためかなと思った次第です。先週の教訓から軌道修正して、素晴らしい結果ですね。堅実に続ければいつの間にか負けた分以上の利益になってきますので、今の調子でぜひ頑張ってください!
FXは高校時代から独学で学んできており、このたびは自身の実力を試したく、このFX大学対抗戦に臨んでいます。不束者ですが、よろしくお願いします。
◆ 海外旅行へ出かけているため、取引できませんでした(北大金融研究会)
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ 8月12日現在 91万6860円
Xトレードは初挑戦。今まではファンダメンタルを基礎とした株式投資を行っていました。今回のFX大学対抗戦では、せっかくのデモトレードということで、テクニカル分析にも挑戦したいです。趣味は映画観賞。最近観た映画の中では「ドライブ・マイ・カー」が推し。
北大金融研究会(HFAC)所属。投資は積立投信から始め、半年ほど経つ。FXは試しにかじってみたものの1500円の損失を出し、情報の大切さと難しさを体感。今回、もう少しチャレンジしてみることにした。趣味は旅行、写真など浅く広く。プロフィール写真は今年2月に訪問した納沙布岬。
北大金融研究会
◆ ◆ アドバイザーのプロフィール
得意な通貨はポンドで、最近は仮想通貨も取引。
ツイッター @fx_yukatin
CXR投資チャンネル https://www.youtube.com/channel/
100万円増額計画 FX大学対抗戦のルール
・元本100万円のデモトレードです。
・通貨ペアはフリーとします。
・レバレッジは、25倍を上限(法令に基づく上限)とします。
・取引の過程で大きな損失が発生して資産が「ゼロ」になった(元本割れを起こした)場合は、その時点でリタイアとなります。
・運用期間は6か月で、最終週時点での資産増減額で順位を決めます。
学生投資連合USIC
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
http://usic2008.com/