ハイブリッドな自給自足生活
「できあがった塩は主に我が家で作る調味料(塩麹など)や漬物、味噌に投入されて食卓を美味しくしてくれる。しかもミネラル豊富。うーん、ありがたい! こうした我が家の塩作りは冬の恒例行事。なぜなら毎日、薪ストーブで火を焚くから。調理以外のときは常に海水入りの寸胴鍋を薪ストーブの上に載せておく」(田村さん)
「徐々に海水の水分は蒸発して、乾燥しがちな冬のお部屋の加湿器に。海水が減ってきたら土鍋に移し替えて木ベラで析出してきた塩を掬い取る、部屋を暖めるついでの、一石二鳥の塩作り。もちろん、燃料は廃材だからタダ。毎年10キロ近く、ミネラルたっぷり、自家製の塩をゲットしております」(同)
自給自足ってどうやるの!? お金はどうするの? などなど、気になることはたくさんありますが、その答えはすべて本書に書かれています。また、文明の利器に一切たよらないわけではなく、パソコンやタブレットだって使い、朝は挽きたてのコーヒーを味わうといったハイブリッドな自給自足生活です。
読み進めていくうちに、そもそも何でこんな生活を選んだの? という夫婦の原点もわかってきます。何より魅力的なのは、「節約節約!」とか「しんどい!」といった息苦しさがないことです。みなさんも自給自足に挑戦してみませんか。
(尾藤克之)