話題の「NFT」知ってる人30%、持ってる人3%は多い?少ない? 「ゲーム」「投資」「アニメ」「アート」「メタバース」...300万円以上使う人も!?

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「世界に1つだけ」のため、使った金額わからない人も

   また、NFTの保有経験者に持っているNFTジャンルを聞くと(複数回答可)、「スポーツ」(41.2%)が最も多く、次いで「漫画・アニメ」(39.2%)、「音楽・芸能」(34.0%)、「ゲームアイテム」(33.3%)となった=図表3参照。ただ、上位3位のジャンル以外の所有も3割程度あり、ジャンルにあまり偏りがないことがわかった。

(図表3)保有経験のあるNFTジャンル(MMD研究所調べ)
(図表3)保有経験のあるNFTジャンル(MMD研究所調べ)

   NFTの保有経験者に、NFTを保有している(していた)理由を聞くと(複数回答可)、「ゲームに参加するため」(26.4%)が最も多く、次いで「話題になっていたため」(24.6%)、「好きなアーティスト・クリエイターの商品を保有するため」(同)が同率2位となった=図表4参照

(図表4)NFTを保有している(していた)理由(MMD研究所調べ)
(図表4)NFTを保有している(していた)理由(MMD研究所調べ)

   さらに、「好きなIPの商品を保有するため」(24.2%)や「コレクションとして保有するため」(22.4%)など、「世界に1つだけの自分の作品」を持ちたいという意識が強いことがわかる。その一方で、「長期的な投資のため」(23.9%)や「短期的な投資のため」(21.1%)など、投資目的も目立つ=再び、図表4参照

   さて、NFTの保有経験者はどんなNFTマーケットプレイスを利用しているのか。保有経験者に聞くと(複数回答可)、「楽天NFT」(34.7%)と「LINE NFT」(32.6%)がほかを大きく引き離す「2強」となった=図表5参照

(図表5)利用したことがあるNFTマーケットプレイス(MMD研究所調べ)
(図表5)利用したことがあるNFTマーケットプレイス(MMD研究所調べ)

   「世界に1つだけの自分の作品」を手に入れるNFTは、けっこうお金がかかる。のめり込んでしまう人も少なくないようだ。

   そこで、NFT保有経験者にこれまでNFTに使った合計金額(売却益は考慮せず、購入にかかった金額)を聞くと、「5万円未満」(32.6%)が最も多く、「5万円~10万円未満」(18.9%)、「10万円~20万円未満」(16.8%)と続いた。「20万円未満」が全体の約7割の68.3%だった=図表6参照。これは堅実と言えるのだろうか。

(図表6)NFTに使った合計金額(MMD研究所調べ)
(図表6)NFTに使った合計金額(MMD研究所調べ)

   しかし、「300万円以上」(5.3%)も含めた「50万円以上」が合計13.8%もいたのだ。それに加えて、「わからない、答えられない」(7.4%)という存在も考えようによっては、ちょっと気になるところだ=再び、図表6参照

   調査は、2022年6月29日~6月30日、スマートフォン、タブレット、PCいずれかを所有する15歳~69歳の男女6763人にインターネットで聞いた。そのうちNFT保有経験者409人には特に集中的に聞いた。

(福田和郎)

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