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ゲーム部門はまだまだ増収が見込める

   次は、中島のほうからソニーグループの決算書の分析を行っていきたいと思います。今年5月に発表された2021年度の決算短信を中心にみていきます。

   まず目を引くのは、ソニーグループ全体での営業利益が1兆円を超え1兆2000億円となったことです。その要因として、ドル高円安の状況やソニーの主軸である「ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野」や「エンタテインメント・テクノロジー&サービス(ET&S、いわゆるエレクトロニクス製品)分野」、「スパイダーマン ノーウェイホーム」などの大ヒットによる映画部門の売り上げの好調。そしてストリーミング・ミュージックの収益性が高まったことによる音楽部門の大幅な増収増益などがあげられます。

   セグメント別にみても、金融部門以外のすべての部門で昨年度から増収増益となったことから、ソニーの好調ぶりをうかがうことができます。

   2022年度の業績予想を見ると、営業利益予想がここでも1兆1400億円と強気な予想となっています。そしてセグメント別では、「ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野」の次期売上高の予想が、21年度実績より1兆円ほど高い3兆6600億円と、かなりの増収を見込んでいます。

   G&NS分野は来年度の「Play Station 5」の出荷台数予想を、昨年より500万台多い1600万台としており、ゲーム関連分野への大きな期待が見られます。

   ただ一方で、中国のロックダウンなどによる影響が不安視されており、先行きはとても不透明であるといえます。

   7月29日、2022年度第1四半期の決算説明会が終わりました。注目していましたが、全体としては、今年度の営業利益と当期純利益予想を下方修正する結果となりました。

   2021年度と同じように、ストリーミングサービス収益やライセンス収入の増加により映画、音楽分野が好調を見せて、昨年と比べて大幅な増収増益となった一方で、稼ぎ頭であるG&NS分野がゲームのソフトウェアの売り上げ減少のため減収減益となり、部門別の22年度売り上げ予想が500億円分、下方修正されていました。こうした業績を踏まえて、市場は決算発表の次の取引日である8月1日に、29日の終値に比べ始値が600円以上下落するような反応を示していました。

   それを見て、8月4日にソニーグループの株式を、1万1685円で100株購入しました。 最後に、ソニーグループの株価について記載しておきます。

ソニーグループ
年初来最高値(2022年1月5日)  1万5520円
年初来最安値(2022年5月10日)  1万500円
購入時の株価(2022年8月4日) 1万1685円
取得株数              100株

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