パウエル議長発言に懐疑的(同志社大学 岩瀬颯汰さん)
◆ 今週(7月25日週)の相場の振り返り
今週(7月25日週)は米国経済のリセッション(景気後退)が最も注目すべき出来事であったと思います。28日にFOMC(米連邦公開市場委員会)が行われ、前回に引き続き主要政策金利の0.75ポイントの引き上げを決定するとともに「支出と生産に関する指標の軟化」についての声明を発する結果となりました。
FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長は米国経済がリセッションに陥っていることは否定したものの、4~6月の実質GDP(国内総生産)の速報値は前期比年率で0.9%減となり、2四半期連続のマイナスであることから、リセッションの可能性を否定するのは無理のあることではないかとパウエル議長の発言には懐疑的です。実際28日以降ドル売りが加速し、急激な円高となっており、一時132円となりました。
◆ 実際の取引
今週は大学のテスト週間ということもあり、米ドル円のみの取引に落ち着きました。29日の昼ごろ、3ロットでショート(売り)し、132円に到達した時点で利益を確定しました。
◆ 所感
今週は1ドル=136円あたりで高止まりしていたドル円が28日からの2日間で約5円も下落するという大荒れ具合を目の当たりにできた一週間でした。FOMCの動向は注目していたので早くショート(売り)したいと考えていましたが、ポジションをもつタイミングが遅かったです。リセッションに関しては、少し前から話題になっていましたのでもう少し早く、かつロット数をあげても良かったと思います。次のFOMCは9月とのことで、今後も注視していきたいです。
◆ 今週の取引
前週からの損益 プラス1万8360円
7月29日現在 197万2782円
◆ ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
着眼点がプロですね。(笑)恥ずかしながら、私は最近ようやくファンダメンタルズ分析でトレードができるようになってきたところで、ひたすら感心するばかりです。 学業との両立で大変な中ですが、情報を逃さずに入れるところで入れているので、素晴らしいと思います。もう一点素晴らしいところが、丁寧に分析してトレードに臨んでいらっしゃるので、無駄なトレードがないところです。
収支がこれだけプラスになっているにもかかわらず、欲を張らずに着実に資金を増やしていく姿勢はなかなかできないという方も多いと思うので、見習うものがありますね。引き続き頑張ってください!
FXは高校時代から独学で学んできており、このたびは自身の実力を試したく、このFX大学対抗戦に臨んでいます。不束者ですが、よろしくお願いします。
◆ ◆ アドバイザーのプロフィール
得意な通貨はポンドで、最近は仮想通貨も取引。
ツイッター @fx_yukatin
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学生投資連合USIC
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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