10月にはビール各社&清涼飲料水が一斉値上げ
調味料では4350品目となり、前回調査から約2000品目が増加した。だし製品など水産品関連の値上げが相次いでいることが目立つ。また、年内に砂糖や食用油が複数回値上げされた影響で、それらを原料とするマヨネーズなど、短期間に再び値上げするものもある=図表3参照。
酒類・飲料(3732品目)では、10月にアサヒ、キリンなどビール大手各社や、コカ・コーラ、伊藤園など清涼飲料水で一斉値上げが予定されており、値上げ品目数は全分野で3番目に多く、値上げ率も15%と2番目に高い=再び、図表3参照。
帝国データバンクでは、こうコメントしている。
「国内でも多くの物品で値上がりが続く中で、食品各社でも年初に比べて価格改定への抵抗感は低下しており、躊躇なく機動的に値上げを行う企業・品目も足元では出てきている。急激に進む円安など、コスト高を背景に価格改定を行うケースは引き続き増加していくとみられ、再値上げ・再再値上げといった動きも含め、値上げは8月中にも年内累計2万品目を超えるとみられる」