「時短勤務、昇格できないのは不公平!」女性の投稿に大激論 「退社後、部下がトラブル起こしたら責任とれる?」「私、時短でも昇格した」...専門家に聞いた(2)

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「気持ちよく働ける新たな職場を探すことも解決策」

勤務時間の長さを美徳とする時代は終わった(写真はイメージ)
勤務時間の長さを美徳とする時代は終わった(写真はイメージ)

――つまり、転職のススメですね。川上さんならズバリ、投稿者にどうアドバイスをしますか。今後、職場でどう働いていったらよいでしょうか。

川上さん「投稿者さんが昇格に相応しい成果を上げているにも関わらず昇格できないのであれば、納得感が得られなくて当然です。あるいは、一定の勤務年数さえあれば昇格できるはずなのに、時短勤務だという理由だけで不利益を被っていると感じるなら、職場に対する不信感につながるかと思います。
納得できない気持ちや不信感はストレスとなって蓄積していくことになりかねません。職場に対して、ご自身の意見を主張して改善を迫ることも一つの方法だと思います。ただ、それはさらなるストレスにもなります。もし、気持ちの折り合いが上手くつけられないようであれば、気持ちよく働ける新たな職場を探すことも視野に入れられてはどうかと思います。
一方で、職場としては昇格可否の理由をきちんと説明したほうがよいと思います。もし成果や能力が不足して昇格しないということであれば、何がどれだけ不足しているのかを明示することで、投稿者さんとしては目標を具体的に設定することができます。昇格しない理由が曖昧なまま納得感なく働いたところで、パフォーマンスに良い影響を及ぼすはずはなく、職場にとっても投稿者さんにとってもプラスにはなりません。
また、職場側が昇格しない理由を明示できず、時短勤務であることのみを理由に不利益となる取り扱いをしているのであれば、法の主旨に反することになるため是正指導の対象になることも考えられます」
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