職場の常識「時短勤務だから昇格対象ではない」はおかしい
J‐CASTニュース会社ウォッチ編集部では、時短勤務の女性が「昇格したい」と投稿したことをめぐる論争について、女性の働き方に詳しいワークスタイル研究家の川上敬太郎さんに意見を求めた。
――今回の投稿と回答者たちに意見を読んで、率直にどのような感想を持ちましたか。
川上敬太郎さん「フルタイムが基本となっている職場の中で時短勤務する人は、どうしても特別な存在と見られてしまいます。ただ、『時短勤務だから昇格対象ではない』のと、『昇格対象でない人が時短勤務している』のとでは意味が全く異なってきます。
一方、回答者の方々からは『時短勤務だから昇格対象ではない』ことを当然と見なす意見が多く見られました。それは、これまでの職場の常識を反映した声ではあると感じました。しかし、そのような声が多いということは、職場の常識があまり変わっていない証拠でもあると思います」
時短勤務の女性が「昇格したい」と投げかけた今回の投稿について、川上さんのアドバイスも熱を帯びました――。<「時短勤務、昇格できないのは不公平!」女性の投稿に大激論 「退社後、部下がトラブル起こしたら責任とれる?」「私、時短でも昇格した」...専門家に聞いた(2)>に続きます。
(福田和郎)