アフターコロナの接客業とは? 大切なスキルは「伝える力」【前編】/ジェイボックス代表・松尾琢磨さんに聞く

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ショップ店員に必要なスキルとは?

松尾琢磨社長は、「ショップ店員は自分の気持ちを伝えられる力が必要」と話す
松尾琢磨社長は、「ショップ店員は自分の気持ちを伝えられる力が必要」と話す

――御社の社員研修は、コロナ禍以前と比べて、どこか変わりましたか?

松尾さん「以前は、マナー研修など、対面で直接学ぶ機会がありましたが、コロナ禍では、なるべく直接会わないで学ばなければいけないので、Zoomなどオンラインミーティングのアプリを利用するようになりました。それも、いろいろあるアプリの中で、どれがいいのかを判断して、学んでいかなければなりません」

――御社のスタッフは、どのようにZoomの使い方を覚えられたのですか?

松尾さん「特別にZoomの研修をやったわけではなく、必要に迫られて、各自で覚えていったという感じですね。最初の頃と使い勝手も変わっていっていますので、使いながら覚えていきました」

――アフターコロナ時代に、ショップ店員に欠かせない新たなスキルはありますか。

松尾さん「ショップ店員に欠かせないスキルは、デジタルでもアナログでも同じですね。お客様の気持ちをしっかり理解し、自分の気持ちを伝える力です。ただ、デジタルでは、スマホやパソコンの画角に対してのバランスや美しさがあるので、どのようにすればキレイに見えるか、照明や音声も含めて、映像を作ることに関する知識が必要となってくると感じました。
デジタルでもアナログを超えていく伝え方を学んでいき、そういうシステムに合わせて自分を成長させていかなければいけないですし、会社としても投資していかないといけないですね。今後は、社内にスタジオを用意するといったことも必要になってくるかもしれません」

   <アフターコロナの接客業とは? 求められるのは新しいことに敏感な感性と柔軟性【後編】/ジェイボックス代表・松尾琢磨さんに聞く>に続きます。

(いわき あゆこ)



【プロフィール】
松尾 琢磨(まつお・たくま)

株式会社ジェイボックス代表取締役
ラヴァーグジュエリースクール学校長
ハワイアンジュエリー「プアアリ」MasterEngraver

1999年ラヴァーグジュエリースクール設立、2004年日本でも数少ないエングレーバー(彫刻師)として工房とショップを併設した日本でも最大クラスのハワイアンジュエリーブランドプアアリを設立。また、多くのジュエリーブランドのコンサルティングも行っている。
1972年生まれ。

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