ポストジョンソンの本命ピンチ?! 義父は「インドの大富豪」イケメンセレブを襲ったまさかの「放送事故」(井津川倫子)

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義父は「インドのビルゲイツ」 「メガ級の富豪政治家」をスキャンダルが襲う?

   それでも、自身の「competence」(能力の高さ)をアピールするスナク氏が、予想外のハプニングに黙っているわけはありません。ツイッターを中心にスナク氏の「campiaign事故」が「炎上」するなか、キャンペーンスローガンの「Ready for Rishi」(リシが首相になる準備をせよ)に引っ掛けて「Ready for spellcheck」(スペルチェックの準備をせよ)とツイッターに投稿して応酬。

   一時は「#campiaign」のハッシュタグまで出現して盛り上がっていましたが、クールでスマートなスナク氏の身に降りかかった「スペルミス事故」は、ポストジョンソンのレースに影響を与えたのでしょうか?

   その後に行われた保守党の議員投票でもスナク氏がトップの座を守っていますが、じつは、「インドのビルゲイツ」と呼ばれる大富豪を義父に持つスナク氏には、妻や自身の脱税疑惑など、スキャンダルの火種を抱えているともいわれています。

   スナク氏はジョンソン首相の側近で、コロナの感染拡大によるロックダウン中にパーティーに参加したことも明らかになっています。注目が集まれば集まるほど、批判の声も高まることでしょう。しばらくは、英国政界の動きに注目です。

   それでは、今週の「ニュースな英語」は英国保守党首選に関する表現をお伝えします。 オフィスでの話題にも使えます。

Boris Johnson resigns as Prime Minister amid scandal
(ボリス・ジョンソン氏はスキャンダルのさなかに首相を辞任する)

Rishi Sunak is the frontrunner for Prime Minister
(リシ・スナク氏が首相へのトップを走っている=フロントランナーだ)

Rishi Sunak wins third round leadership vote
(リシ・スナク氏が三回目の党首選で勝利した)

   その後、スナク氏が3回目の保守党首選にも勝利したというニュースが入ってきました。結果を見る限り、「スペルミス事故」の影響はなさそうですが、ここで油断できないのが政治の世界です。新たなスキャンダルが沸き起こるのか...。スナク氏の動向をウォッチしていきたいと思います。

(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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