コロナ禍「第7波」で、人流の「都心回帰」はどうなるか?
もっとも、ようやくコロナの影響を脱し、また、折り合いをつけて経済活動を「コロナ対応」で本格化させる状況となった東京都ですが、7月に入ってコロナ禍は「第7波」に突入したと言われるほど、新規感染者が急増しています。
現状では病床の逼迫率が低いことから、社会経済活動は緊急事態宣言の発出などによって、止める状況ではないようです。それだけに、人流の「都心回帰」は今後も継続するのかが注目されるところです。
社会経済活動がコロナ禍でも継続することになれば、毎日、都心方面に通勤・通学する人流も回復し続ける可能性が高く、それにともなって、東京都および東京23区の人口も回復していくことが考えられます。
さらに、インバウンドの動きはまだまだ制限されていますから、コロナの状況次第とは言うものの、今後の再流入にも期待が高まります。
こうした状況下で、東京都内の賃貸物件の平均賃料はどうなっているのでしょうか。引き続き、<東京都への人口流入回復&人流の「都心回帰」本格化! これからの住宅需要、賃料どうなるか?...専門家がいち早く解説【2】(中山登志朗)>で解説していきましょう。
(中山登志朗)