東京都への人口流入回復&人流の「都心回帰」本格化! これからの住宅需要、賃料どうなるか?...専門家がいち早く解説【1】(中山登志朗)

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コロナ禍「第7波」で、人流の「都心回帰」はどうなるか?

   もっとも、ようやくコロナの影響を脱し、また、折り合いをつけて経済活動を「コロナ対応」で本格化させる状況となった東京都ですが、7月に入ってコロナ禍は「第7波」に突入したと言われるほど、新規感染者が急増しています。

   現状では病床の逼迫率が低いことから、社会経済活動は緊急事態宣言の発出などによって、止める状況ではないようです。それだけに、人流の「都心回帰」は今後も継続するのかが注目されるところです。

   社会経済活動がコロナ禍でも継続することになれば、毎日、都心方面に通勤・通学する人流も回復し続ける可能性が高く、それにともなって、東京都および東京23区の人口も回復していくことが考えられます。

   さらに、インバウンドの動きはまだまだ制限されていますから、コロナの状況次第とは言うものの、今後の再流入にも期待が高まります。

   こうした状況下で、東京都内の賃貸物件の平均賃料はどうなっているのでしょうか。引き続き、<東京都への人口流入回復&人流の「都心回帰」本格化! これからの住宅需要、賃料どうなるか?...専門家がいち早く解説【2】(中山登志朗)>で解説していきましょう。

(中山登志朗)

中山 登志朗(なかやま・としあき)
中山 登志朗(なかやま・としあき)
LIFULL HOME’S総研 副所長・チーフアナリスト
出版社を経て、不動産調査会社で不動産マーケットの調査・分析を担当。不動産市況分析の専門家として、テレビや新聞・雑誌、ウェブサイトなどで、コメントの提供や出演、寄稿するほか、不動産市況セミナーなどで数多く講演している。
2014年9月から現職。国土交通省、経済産業省、東京都ほかの審議会委員などを歴任する。
主な著書に「住宅購入のための資産価値ハンドブック」(ダイヤモンド社)、「沿線格差~首都圏鉄道路線の知られざる通信簿」(SB新書)などがある。
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