Z世代女性は「仕事に集中」意識が全世代で一番強い
メリットのほうが大きいと感じる理由を複数回答で聞くと、Z世代全体では「お金を自由に使えるから」(63.4%)が最も多く、次いで「時間を自由に使えるから」(61.5%)、「趣味や好きなことに集中できるから」(59.7%)、「余計な人付き合いをしなくていいから」(39.1%)が続いた=図表2参照。
Z世代の女性に限って見ると、「仕事に集中できるから」(31.6%)と、「転居や転職など、自分の環境を変えやすいから」(31.1%)が突出して高く、両方とも全世代平均を大きく上回っていることが目につく。Z世代の男性は両方とも全世代平均を下回っているから、Z世代の女性が独身でいることによって仕事に専念したいという意識が高いことをうかがわせる結果となった=再び、図表2参照。
なお、若者の結婚観については、2022年6月14日に内閣府が発表した「2022年版:男女共同参画白書」でも30代独身男女の4人に1人が「結婚の意思がない」ことが明らかになり、J-CASTニュース会社ウォッチでは、「20代男性の4割『デート経験がない!』...衝撃の政府調査に『わかるなあ』『自信なくしている』と共感の渦」という記事で取り上げた。
今回の調査結果について、マイナビでは、
「Z世代は、生涯独身にメリットを感じる割合も他世代と比較して高く、自分のリソースを自由に使いたいという意識が強いことがうかがえる。また、女性は仕事を意識して、独身をメリットに感じていることも考えられる」
と分析している。
調査は2022年4月6日~4月11日にインターネットで行い、15歳以上の男女1万4000人(男性6750人、女性7250人)から有効回答を得た。
(福田和郎)