産休明けに「仕事の負荷を下げてほしい」と相談してきた女性部下...どうしたらいい?【上司力を鍛えるケーススタディ CASE 7】(前川孝雄)

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   「前川孝雄の『上司力(R)』トレーニング~ケーススタディで考える現場マネジメントのコツ」では、現場で起こるさまざまなケースを取り上げながら、「上司力を鍛える」テクニック、スキルについて解説していきます。

   今回の「CASE 7」では、「産休明けに『仕事の負荷を下げてほしい』と相談してきた女性部下」のケースを取り上げます。

  • 産休明けの女性部下に「仕事の負荷を下げてほしい」と言われたら?(写真はイメージ)
    産休明けの女性部下に「仕事の負荷を下げてほしい」と言われたら?(写真はイメージ)
  • 産休明けの女性部下に「仕事の負荷を下げてほしい」と言われたら?(写真はイメージ)

「仕事の負荷を下げていただきたいのですが...」

【上司(課長)】相談があるとのことだけど、どんなことかな?
【Aさん】実は、申し訳ありませんが、仕事の負荷を下げていただけないかと思いまして...。
【上司】えっ! そうなの...。やはり産休明けで、これまでどおりの仕事ではきついのかな。
【Aさん】はい...。保育所の送迎もあり、残業もできません。子どもの具合が悪ければ、遅刻・早退やお休みを頂くことにもなります。夫は協力的なのですが忙しい職場なので多くを頼れず、自信がありませんので...。
【上司】子どもさんが小さいから、何かとたいへんだよね...。
【Aさん】そこで、短時間勤務にして頂き、在宅勤務も上限まで行いたいと思います。職場の皆さんにご迷惑をかけずに済む範囲の仕事にしていただきたいと思いまして...。
【上司】そうかぁ...。これまではリーダー役で頑張ってくれていたのにね...。
【Aさん】はい...。とても残念なのですが。どうぞ、よろしくお願いいたします。

   産休明けの女性部下から上司への相談事例です。部下からは、育児に時間がとられることから時短勤務や在宅勤務を希望すると同時に、仕事の負荷を下げてほしいとのこと。

   企業において、出産・育児と仕事との両立支援施策も拡充されてきました。それでも、子育てをしながら従来通りの業務をこなすのは、並大抵のことではありません。女性部下の申し出は、切実なものと考えられます。

   さて、あなたがこのCASEの上司なら、どのように説明しますか?

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