就活時の「服装自由」「私服可」問題...就活生のホンネは? 採用担当者どう考える?...服装で「評価」変わるのか?

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

服装による評価...就活生85.9%「変わると思う」、採用担当者65.6%「変わらない」

   そして、こんな核心に迫る質問も――。就活生3462人に、「就活時の『服装』によって、『企業側の評価』が変わると思うか」を聞くと、85.9%が「変わると思う」で、「変わらないと思う」(14.1%)を上回った=図表3参照。以下のような声が挙げられている。

(図表3)服装による評価はどうなる?(シン・シゴト服ラボ)
(図表3)服装による評価はどうなる?(シン・シゴト服ラボ)
「服装自由と書くのはいいが、『服装により企業側の評価が変わることは無い』という一言があると安心できると思います」
「服装が自由とあるのにスールで行くのが暗黙の了解、というようなものがわからないのでそこをはっきりしてほしい。本当に自由ならば評価は変わらずにあてほしい」

   これに対して、採用担担当者64人には、「新卒採用の際の『服装』によって、採用の評価が変わることはあるか」を聞いたところ、65.6%は「評価は変わらない」、34.4%は「評価は変わる」という結果に=再び、図表3参照。採用担当者の声はこうだ。

「常識の範囲内であれば(金髪、ピアス、キャップ、モヒカンとかでない普通の服装なら気にならない)」
「基本的に自由であるべきと思います。ただし見た人が不快になるような服装(下品なメッセージが描かれているTシャツなど)は他社への配慮ができていないと感じ、減点対象になるかもしれません」

   今回の一連の調査結果を受けて、「#きがえよう就活」プロジェクトでは、

「服装自由と規定されている場合、就活生は『何を着たらよいかわからない』といい、企業の人事担当者は『服装は自由だがTPOをわきまえて』という。
ビジネスシーンにおける常識やマナーを理解していない就活生とその常識やマナーは当然備わっているという視点の人事担当者。『ビジネスパーソンとして働く』ことへの常識を完全に理解していない就活生にとって、企業側の求める常識こそとても難しい。もし、それぞれの企業の社風が見えていれば、企業側のいう常識が就活生も少しは理解できるかもしれない」

とのコメントで締めくくっている。

   なお、シン・シゴト服ラボでは、就活YouTubeチャンネル「しゅんダイアリー」とのコラボレーションを実施。就活生と採用担当者が、本音で語り合う座談会を7月6日から公開した。動画では、学生2人と採用経験のある有識者2人が登場し、「服装自由」のことなど、普段の選考時には聞きづらい質問を取り上げている。

姉妹サイト