「BA5」は抗体をすり抜けるのがうまい!
それにしても、新型コロナウイルスとの闘いはいつまで続くのでしょうか? ワクチンの一斉接種で乗り切った過去の波と比べて、今回の「BA5」による「第7波」は、4回目のワクチン接種もあまり進んでいないことから、防ぎようのない猛威になるのでしょうか。
しかも、夏場でさえこれだけ広がるとしたら、秋や冬にはいったいどうなるのでしょうか? ちなみに、ドイツメディアは下記のように伝えています。
Omicron BA.5: No one is fully protected
(オミクロンBA5を、防御できる人は誰もいない)
専門家の分析によると、「BA5」は「史上最強」の感染力を誇るだけではなく、ワクチンやコロナ感染による免疫を「better able to evade」(上手にすり抜ける)ことができるというのです。
「BA5」の重症化リスクはさほど高くないものの、感染力高くて免疫をすり抜けることに長けているとしたら、感染者は劇的に増えてしまいそうです。
いったい、どこまで感染力が強くなれば気がすむのか...。新型コロナウイルスのしぶとさには、思わず悪態をつきたくなる心境です。
それでは、「今週のニュースな英語」は、オミクロン株や「BA5」に関する表現をご紹介します。
Omicron subvariant
(オミクロンの派生株)
evade immunity
(免疫をすり抜ける)
The seventh Covid wave
(新型コロナの第7波)
BA.5 become the dominant Covid strains
(BA5が新型コロナの優勢株になっている)
ウクライナ情勢や世界的なインフレなど、不安が増しているところに追い打ちをかけるようなBA5の拡大。バカンスはあきらめましたが、無事に生きていられるだけで幸せだと痛感しています。2022年の夏は、いつもより厳しい夏になりそうです。
(井津川倫子)