しまった! ユーロ円が......(同志社大学 岩瀬颯汰さん)
◆ 今週の相場の振り返り
今週(6月27週)は27日から29日までの3日間ECB(欧州中央銀行)のフォーラム2022が開催されました。特に29日には米国のFRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長、英国のベイリーBOE(イングランド銀行)総裁、ラガルドECB総裁らによるパネルディスカッションは特に注目に値するものでした。
◆ 実際の取引
今週はユーロ円とノルウェークローネ円の2通貨ペアでの取引をしました。ユーロ円は、相場の振り返りでも言及しましたが、ECBフォーラムが開催されており、先週(6月20週)時点で高いインフレーション状態にあるユーロ圏においてラガルド総裁がインフレ抑制に積極的であったことから、今回のディスカッションにおいてもインフレ抑制の方向性を維持すると発表すると予想しており、28日に1ロットでロング(買い)しました。
結果としてはラガルド総裁のインフレ抑制への方向性は継続でしたが、市場の動きはショート(売り)傾向になり、利益のでる見込みがなくなったので損切りしました。
ノルウェークローネは、ローソク足の動きからロング傾向にあると認められたので27日に10ロットでロング(買い)しました。
結果としては順当にロング傾向にのることができ、27日のうちに利益確定しました。
◆ 所感
今週は初の赤字終わりという結果となってしまいました。今回のユーロ円は、ウクライナ危機やNATO(北大西洋条約機構)の拡大による投資環境の悪化やドイツの消費者物価指数が市場予想を下回っていたことが関係していたようです。
まだまだ僕の情報収集能力と市場を動かし得るイベントの見極める技術レベルが未熟であることが再認識できた一週間でした。今回の経験をムダにしないためにもチャート分析なども駆使して黒字で終えられるように尽力します。
◆ 今週の取引状況
前週からの損益 マイナス8万4800円
7月1日現在 144万3200円
◆ ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
ユーロはなかなかポジティブに買える材料はなく、インフレ対策をするために金融政策を行うにしても、景気の後退懸念や独伊のイールドスプレッドの拡大懸念など、ネガティブな要素も多いです。金融を今まで以上に引き締めるからといってユーロ高になるかというとそんな単純なものではなく、なかなか難しいところですね。今週後半は相場の雰囲気が変わり、円高傾向にあったので、なおさら難しかったと思います。
ノルウェークローネの取引では、ローソク足を見て短期売買されたとのことで、ユーロ円は恐らくもう少し長めのスパンでの取引なので、そこも考慮してロットを変えていることがわかります。ユーロ円は惜しかったですが、臨機応変なトレードができており、素晴らしいです。来週の報告も楽しみにしています!
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得意な通貨はポンドで、最近は仮想通貨も取引。
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