FX大学対抗戦がはじまって1か月が過ぎた。好調に利益を伸ばすのは、一橋大学のチームMegis。今週(2022年6月27日週)もメキシコペソとスイスフランで勝負した。取引のすべてを勝ち続けているわけではないが、損失をうまくカバーして利益を得ているのはお見事。一方、自ら「運に救われた......」と漏らしたのは北海道大学の金融研究会。米ドル円で一進一退が続いていて、どうも波に乗り切れない。
好調だった同志社大学の岩瀬颯汰さんが、ユーロ円取引で躓いた。ノルウェークローネでのチャレンジが功を奏していただけに、もったいなかった。
「リスクを負うときは負う」トレード目指す(北大金融研究会)
みなさん、こんにちは。7月に入りましたね。このFX大学対抗戦が始まってから1か月。どうにか収支はプラスを保っています。この1か月、目的は大損しないことですが、それに関していえば大きく達成したと言えると思います。まだまだ初心者ですが、トレードもはじめと比べれば大きく進歩したように思います。ここで、改めて目標を設定したいと思います。
ズバリ! 今月の目標数値は「10万円のプラス」。そしてこれを達成するために「小ロット、大ロットを使い分ける」という目的を立てました。
現在、5ロット(5万通貨)、レバレッジ25倍を基準にしています。これはドル円だと30万円程度あればトレードできる量です。ロット数を増やせばレートの変化に対して損益の変動が大きくなるので、ハイリスクハイリターンのトレードになると言えるでしょう。
1か月で、週3でスキャルピングするだけでプラス10万円を出すにはある程度リスクを負う必要があります。しかし、すべてのトレードを大ロットで行うのはリスクが高すぎます。自信があれば、それこそ10ロットの大ロットトレード、自信がなければそれよりも3ロット程度でトレードと、リスクを管理しつつ、負うときは負うというトレードをしたいと考えています。
◆ 今週のトレード
今週(6月27日週)は米ドル円が1ドル=137円に到達しました。とはいえ、達した瞬間にすぐに反発しましたが......。現在は135円台まで戻しています。137円到達後はドル売りの流れだったのですが、トレードしている時はドル買いの流れかと思い、買いでポジションを持っていました。
結果としては、悪すぎる、というわけではないですが、下落途中の一瞬の反転で少し稼げて取り戻しただけなので、運に救われたなというのが感想です。とはいえ、設定した損切ラインでは手仕舞っていますし、この1か月、損切は上手くなったなと思います。出来ていなければもっと酷かっただろうと思うので、ここは少し褒められる点だと思います。
来週はロットを増やしていくつもりなので、より丁寧に市場を観察し、シビアに損切りラインを設定したいと考えています。
前週からの損益 マイナス650円
7月1日現在 101万760円
◆ ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
初心者ということもあり、人に見られながらトレードするというのは実力が発揮しにくいなか、毎週勝つための課題を見つけて取り組んでいるのがよくわかります。
最初はうまいトレーダーさんのように多くのことを考えながらトレードをするのはとても難しいですよね。一つひとつできるようになることを増やして、少しずつそれが結果として現れれば成長に繋がると思います。
今回は損切りに焦点を当てているので、勝率が低くなってしまっていますが、損切りも練習しないと精度は上がりません。いい練習になったのではと思います。
来週からはロットを増やすとのことですが、このまま増やしても勝率が上がらない限りはマイナスが膨らむだけなので、損切りもできつつ、まずは勝率をあげることを優先したほうがいいのかなと個人的には思います。損切りの精度が上がって、勝率が上がって、やっとロットをあげるといいんじゃないかなと思うところです。
デモ口座は資金がたくさん入っているので、ついロットを張りたくなり気持ちはわかります。ですが、まず少ない資金の中で資金を増やせるようになることが基礎となって、そこで始めてさらに資金を増やすものなので、他の大学の成績を見て焦る気持ちもわからなくはありませんが、ぜひ自分の成長を伸ばす気持ちで焦らずにトレードしてみてはいかがでしょうか。
Xトレードは初挑戦。今まではファンダメンタルを基礎とした株式投資を行っていました。今回のFX大学対抗戦では、せっかくのデモトレードということで、テクニカル分析にも挑戦したいです。趣味は映画観賞。最近観た映画の中では「ドライブ・マイ・カー」が推し。
北大金融研究会(HFAC)所属。投資は積立投信から始め、半年ほど経つ。FXは試しにかじってみたものの1500円の損失を出し、情報の大切さと難しさを体感。今回、もう少しチャレンジしてみることにした。趣味は旅行、写真など浅く広く。プロフィール写真は今年2月に訪問した納沙布岬。
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