バーベキューができるビアガーデンも登場!
大阪ではオフィス街にある「サントリー屋上ビアガーデン」(大阪市北区)が3年ぶりの開催とあって、ビジネスパーソンらを集めている。
コロナ禍では感染予防のため家族や親しい友人とのバーベキューがはやったが、今回の同ガーデンのテーマは「都会の真ん中でキャンプ気分を楽しめる」。バーベキューのメニューを取り入れ、屋上のバーベキューは開放感が抜群、などとPRしている。
名古屋でも、本格営業としては3年ぶりという名鉄百貨店本店(名古屋市)をはじめ、ビアガーデンが次々と再開している。
同本店は密を回避するため、一つのテーブルには4人までしか座れないというルールを設けた。メニューには「韓国グルメ」などを用意して、女性客の取り込みも狙っている。
いずれの会場も、入り口に消毒液を準備したり、通常より席数を減らしたり、会話時にはマスクの着用を呼びかけたり、とさまざまな感染対策を行いながらの開設だ。
そもそもオープンスペースであるビアガーデンは飛沫感染、空気感染のリスクが減ることなどから、「お客様には屋内の飲食より安心感を持っていただいているようだ」(百貨店関係者)との声もある。
感染対策を考慮したうえで、あえてビアガーデンを選ぶ人も増えるだろうと、各社の期待は高まっている。(ジャーナリスト 済田経夫)