2022年も企業分析バトルの季節? がやってきた!! 私は昨年度に引き続き2年連続の参戦となるが、宜しくお願いいたします。
昨年度は新型コロナウイルスが増減を繰り返し、難しい相場となった。運だけで昨年度は高いパフォーマンスを出すことができたが、かなりハイリスクな投資になった。
今年に入ってからは、ロシアがウクライナに侵攻開始。4月には東京証券取引所の市場が再編されたほか、急激な円安といった市場にもインパクトを与える要素が多くあった。一方で、ここ2~3年続いているコロナ禍もようやく収まりつつあり、今後の動向が気になるところだ。
さっそくいろいろと考えたが、初回に選定した銘柄はANAホールディングス(9202)である。
昨年は海運業界が株式市場を賑わせたが......
昨年は、海運業界が非常に株式市場を賑わせた。人の移動が大きく減少し、モノの移動は増加したため、空運よりも海運が多く利用された結果のように考察する。しかし、今年はコロナ禍明けが近づき、政府も海外からの水際対策を大きく緩和したことで、外国人の入国を徐々に再開していくとの方針を示している。
今回、ANAホールディングスを選定した理由は大きく2点ある。1点目は、業績がかなり復調しているという点だ。下図を見ていただければわかるように、売上高こそ、大きく伸びてはいないものの、営業赤字を2020年から21年にかけて大きく縮小することに成功している。2023年は徐々に回復し黒字化も可能になるのではないかと考察する。
懸念材料はコロナ禍の再拡大と燃料費の高騰
2点目は、貨物事業の強みだ。先ほど、海運業界が2021年は市場を賑わせたといったが、問題点も発生している。海運交通が非常に混雑し、空運へのシフトが図られている場合があるのだ。空輸することのできる貨物の特徴は、軽く高価なものになる。
2022年3月期の決算短信によれば、「国際線貨物では、経済の回復による貨物需要の活発化に加え、海上輸送の混雑に伴う航空へのシフトなどにより、引き続き航空貨物需要は好調に推移しました。自動車部品や半導体・電子機器、ワクチンなどの医薬品の需要を積極的に取り込みました。 以上の結果、当期の国際線貨物輸送重量は976千トン(前期比49.1%増)となり、収入は過去最高の3,287億 円(同104.8%増)となりました。」とあり、大きく需要の伸びが見込まれる。ワクチンについては、今後も活発な需要があるのではないだろうか。
以上、ANAホールディングスについて企業分析を行ってきたが、購入は見送りとする。理由は、やはりコロナ禍が本当に再拡大しないかという点が非常に不明瞭であるからという点と燃料費の高騰が懸念として存在するからだ。
事業については非常に魅力的であるが、見送りとする。
ANAホールディングス(9202)
年初来高値(2022年2月17日)2719円
年初来安値(2022年3月8日) 2150円
購入株数 購入は見送り
現在の株価(2022年6月27日)2527円
メインは株式投資。ほかにも仮想通貨を取引したりしているが、最近はギャンブルにはまっている。。。投資をしていると就職活動をしたくなくなる、きょうこの頃。2年連続の参戦になるが、よろしくお願いいたします!
企業分析バトル(株式投資)大学対抗戦 競技ルール
・月200万円の投資金額を上限に、銘柄(企業)を選び分析するバーチャル投資とする。
・投資対象は、国内上場企業の現物取引。
・株式の売買価格は任意の時間の価格とする。
・競技期間は6か月。順位は、投資した銘柄(企業)の運用・売買で得た6か月の合計の利益額で決める。
学生投資連合USIC
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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