「半導体」はまだまだ強い! SCREENホールディングスを狙う【企業分析バトル 愛知工業大学】

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   はじめまして。愛知工業大学の「AIT 株式研究会 ~Beckoning Cat~」です。勝直輝、柴田琉司、パーシー・スレッジ、junjunの4人で、今回の企業分析バトル カブ大学対抗戦に参加します。

   銘柄選定は4人で知恵を絞って進めていきたいと思いますが、記事の作成についてはローテーションで担当させていただきます。今回は勝が担当です。

   今回はSCREENホールディングス(スクリーンHD、京都市上京区。7735)を購入しました。

  • 「半導体」はまだまだ強い!(写真はイメージ)
    「半導体」はまだまだ強い!(写真はイメージ)
  • 「半導体」はまだまだ強い!(写真はイメージ)

半導体製造装置が業績を左右する

   スクリーンHDは、半導体製造装置を製造している企業です。半導体製造装置以外にもグラフィックアーツ機器(印刷関連)やディスプレー製造装置なども製造しています。

   半導体製造装置事業の売上高構成比が73.5%を占めていることから、半導体製造装置事業が業績を左右する企業といえます。

   スクリーンHDを選んだ理由は3つあります。

   まず1つ目に、半導体需要の拡大です。家電製品や電子機器など、さまざまなモノがインターネットに繋がるIoT社会を実現するために、多くの企業がIoT製品を製造しており、その部品として半導体の需要が非常に高くなっています。さらに自動車業界では半導体不足による減産が続いています。

   この需要の高まりに対応しようと、半導体製造への投資が盛んになっており、その影響を受けて半導体製造装置関連株の業績は伸びています。

円安の「恩恵」でさらなる業績アップに期待

   2つ目に営業利益の順調な伸びです。2020年度の決算から22年度決算では、営業利益率が3.8倍も改善しており、それに伴い営業利益が126億円から613億円と4.9倍も増えています。

   2023年度の予想をみても、さらに営業利益率が改善し、営業利益も745億円と伸長が見込まれています。

   3つ目に現在の円安相場の恩恵です。スクリーンHDは売上高の80%が海外であるため、円安の恩恵を大きく受けます。そして今期の業績予想は為替レート1米ドル=120円で想定されています。しかし現在(2022年6月27日)、米ドル円の為替レートは1米ドル=135円となっており、このままの水準で円安が続けばスクリーンHDの業績は予想以上に伸びるものと考えています。

   こうした3つの理由から、今回はスクリーンHDを6月22日の始値で、200株を買いました。

SCREENホールディングス(7735)
年初来高値(2022年1月17日)    1万3320円
年初来安値(2022年6月24日)       9290円
株式取得時の株価(2022年6月22日)   9910円
取得株数                 200株

勝 直輝
勝 直輝
愛知工業大学経営学部3年
ふだんはテクニカル分析を使用し、数日間で売買を行うスイングトレードをメインとして行っている。
企業分析バトル(株式投資)大学対抗戦 競技ルール
・月200万円の投資金額を上限に、銘柄(企業)を選び分析するバーチャル投資とする。
・投資対象は、国内上場企業の現物取引。
・株式の売買価格は任意の時間の価格とする。
・競技期間は6か月。順位は、投資した銘柄(企業)の運用・売買で得た6か月の合計の利益額で決める。

学生投資連合USIC 「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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