ゲームチェンジャーとなるか?! 日産と三菱自の軽EV、出足好調...なぜこれほど人気? 価格、使い勝手はどうか?

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気になる価格は? 背中押す「補助金」の存在

三菱自動車工業の軽EV「eKクロスEV」(プレスリリースから)
三菱自動車工業の軽EV「eKクロスEV」(プレスリリースから)

   この軽EVの出足をどう評価すべきか――。

   2022年5月の軽の月間販売のトップ3は、首位がスズキスペーシアの8670台、2位がホンダN-BOXの8631台、3位がダイハツムーヴの6070台となっている(全国軽自動車協会連合会調べ)。22年1~5月の累計で最も売れたのはホンダN-BOXの8万8799台で、月間平均では約1万7000台。

   ホンダN-BOXの人気は、2位のスズキスペーシア(22年1~5月の累計で3万8895台)をダブルスコア以上で圧倒している。日産サクラの受注実績(3週間で1万1429台)は、ホンダN-BOXに迫る勢いで、今後もこのペースが続けば、軽の首位争いを演じる可能性もある。

   日産サクラの人気は、補助金込みの価格にあるのは間違いない。

   サクラのメーカー希望小売価格は、239万円台と294万円台。軽としては高額だ。ところが、国の補助金55万円、エコカー減税1万5600円に加え、東京都の場合、さらに45万円の補助金があり、優遇策の合計は101万円5600円となる。

   これは実質的な値引きであり、130万円台でサクラが買える計算になる。これならガソリンエンジンの軽と負担は変わらない。姉妹車のeKクロスEVも同様だ。

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