主要事業は企業のSalesforce導入支援
テラスカイグループは、テラスカイと連結子会社13社で構成され、クラウドにおける「ソリューション事業」と「製品事業」の2つを展開しています。
お笑い芸人としても活躍する厚切りジェイソンことJason Danielson氏は、投資事業(報告セグメント外)を行う連結子会社テラスカイ・ベンチャーズの取締役を務めています。また、本体のテラスカイでは、グローバルアライアンス部の部長を務めているようです。
ソリューション事業は、「Salesforce」をはじめとしたクラウドシステムの構築、導入支援および保守を行っています。一方、製品事業は、Salesforceの画面をユーザ自身がプログラムレスで自由にデザインできる「SkyVisualEditor」や、SaaS型のデータ連携サービス「DataSpider Cloud」など自社クラウドサービスの開発、販売および保守を行っています。
2022年2月期の売上高構成比は、ソリューション事業が前期比16.5%増の111億5900万円と大半を占め、製品事業が同0.7%増の15億8000万円にとどまっています。
同セグメント別営業利益は、ソリューション事業が新会社の赤字を吸収しつつ、前期比11.4%増の17億200万円となりました。製品事業は、初期導入開発による一過性の利益減少もあり、1億300万円の赤字でした。
クラウド別の売上高は、Salesforceが64%を占め、残りの36%をIaaS(Amazon AWSとGoogle Cloud Platform関連の合計)となっています。このこともあり、有価証券報告書の「事業等のリスク」に「Salesforceへの依存について」という項目があります。