グループ全体で50店舗の出店を計画
2021年10月期は助成金収入で黒字転換したくら寿司ですが、2022年10月期はコロナ後の需要を取り込むべく、積極展開する予定です。日本30店舗以上、米国・台湾各8~10店舗、グループ全体で50店舗の出店を計画しています。
2021年12月には佐藤可士和氏プロデュースの「世界一映える寿司屋」を、グローバル旗艦店として東京・原宿に開店して話題となっています。
なお、くら寿司では「第二の創業期」をうたい、2030年中に売上高3600億円以上、全世界で1100店舗以上という高い目標を掲げました。店舗数も国内700店舗以上、海外400店舗以上と急拡大を目指しています。
2024年10月期の目標数値として、売上高2200億円、海外売上比率20%、経常利益率5%以上、米国・台湾以外の第三国での新規出店もねらっています。非常に野心的な計画ですが、実現すればかなりの高みに達することになり、期待が膨らみます。
なお、くら寿司の株価は、2022年3月9日の第1四半期決算で公表されたアメリカ子会社の損失拡大を嫌気して、一時2000円台に急落。その後、3000円台に回復するも、5月27日に2843円の年初来安値を記録しました。現在は、3000円台に回復しています。
(こたつ経営研究所)