「時短だって、事前にわかっている出張には対応できる」の声
しかしその一方で、「なぜ時短の人が出張に行ってはいけないのか」と時短女性に共感を寄せる声も少なくなかった。
「子育てのために、時短を取っている。でも、出張には行きたい。別になにも変ではありません。その出張先で、今後の仕事に自分にとって有利なことがあるかどうかなんて、誰にもわかりません。私はAさんの働き方に賛成。会社が認めている時短の中で、できるだけ自分の働き方を求めたっていいじゃない」
「私も、時短を取っている時に泊まりの出張に行きましたよ。一番の適任者が対応するのが一般的で、それがAさんならAさんが行くべきだと思います。(中略)わざわざ時短云々を持ち出して、事を荒立てなくてもいいのに。ましてや、『出張に行くなら、忙しい時は対応しろ』なんて、チーフ(管理者)として悪手の極みでしょう。人事課に駆け込まれても仕方ないと思います」
「私も時短勤務していたこともあり、その間も出張も、計画的な残業もしていました。(数日前までにわかる予定には)夫に早く帰ってもらったり、少し離れて住む親に来てもらったりできます。なので、Aさんの事情も分かる気はします。基本的には時短勤務とはいえ、事前にわかっている出張には対応できる、という理屈はわかります。出張にかこつけて一休みしたい気持ちもまあわかります」
今回の時短勤務女性の働き方の話題について、さまざまな意見が寄せられています――。<時短勤務の人が出張したい、と立候補 「出張する余裕あるなら普段の仕事も...」上司発言は正論か「差別」かどうかで大激論...専門家に聞いた(2)>に続きます。
(福田和郎)