スイスフランで巻き返し(一橋大学 チームMegis)
今週(6月20日週)は米国で0.75%の利上げが示唆されたこともあり、主要通貨に対するドル高が進行しました。ドル円は6月15日に付けた、1998年10月以来約24年ぶりの高値1ドル=135.60円には届かなかったのですが、一時135.43円まで上昇しました。
一方、ユーロについてもアメリカ経済の大幅減速を警戒したユーロ買い・ドル売りが進行しているとみられ、他通貨に対するユーロ高もみられます。
今回、私たちはドル・ユーロの動向を注視しつつレンジブレイクしそうな通貨を探そうとしました。
◆ メキシコペソ円
先週、売りポジションで利益を出していたメキシコペソ円。今週はメキシコペソ高に反転し雲行きが怪しかったのですが、上値は重いと見て保有しつづけました。しかし、急落のリスクが見えはじめ撤退。結果は3万8750円のマイナスとなりました。損切りの難しさと「損小利大」という投資格言の重みを実感する結果となりました。
ここで損失を取り返すべく買いポジションを張りました。ドルの買い圧力が高まっていたこと、それと連動して、アメリカの経済的影響下にあるメキシコペソの買い圧力も序章したこと、移動平均線やMACD(マックディー)、ボリンジャーバンドが買いのサインを示していたことがその理由です。結果は880円のマイナスで現在多少の利益が出ています。
◆ スイスフラン円
今回、新たに買いポジションをもったのがスイスフラン円です。スイスでは数か月前から消費者物価上昇率がスイス国立銀行(SNB)の政策目標を上回っていました。SNBは今回金利を0.5%一気に引き上げ、マイナス0.25%とし、近い将来にプラス圏に引き上げる可能性も示唆しました。
こうした背景から、私たちがスイスフランを見つけた際にはすでにトレンドに入っていた状態でした。私たちはスイスフランが安全資産であり、ウクライナ情勢下で買い圧力が高まるのではないかと考えたことも併せて買いポジションをもちました。
結果的にトレンドは日まで続き、現在13万8400円の利益が出ています。ただ、米国経済減退への懸念からユーロやその影響下にある通貨が買われているという側面があるため、今後の指標次第ではスイスフラン安もあり得、警戒が必要だと考えます。
◆ 今週の取引
前週からの損益 プラス9万6295円
6月25日現在 136万3123円
◆ ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
メキシコペソ円で損切りが出てしまいましたが、他の通貨でそれを上回る利益を出せており、素晴らしいと思います。証拠金が130万円近くあって、4万円弱の損切りだとマイナス3%ほどなので、そこまで大きな損切りではないと思います。むしろ、適正値範囲内だと思います。スイスフラン円のロット数を見るに、リスクリワードをその都度考えてトレードされているのかなと思います。前回のようなマイナスもなく、この調子でいけば着々と証拠金も増えると思いますので、頑張ってください!
一橋大学投資サークルTOWALYに所属しています。FXの経験はまだ浅いのですが、この一年を通してさまざまなことを吸収し、成長していきたいと思っています。テクニカル分析に興味があります! 1年間よろしくお願いします!
林檎
一橋大学投資サークルTOWALYに所属しています。ファンダメンタルズ分析を基に株式投資を行っており、FXはまだ初心者です。モラトリアム実践中! 経験が浅いFXでは試行錯誤が続くことと思いますが、みなさんに成長していく姿をお見せしたいと思っています! よろしくお願いします!!