支給額「50~60万円」「30~40万円」ともに約14%
実際に支給されるボーナスの額はどのくらいだろうか。
今度は、従業員279人に、夏のボーナスが支給されるかを聞くと、「すでに支給された」が1.4%、「まだ支給されていないが、支給金額は分かっている」が24.7%、「支給される予定だが、支給金額は分からない」が21.1%と、「支給」が決まっている人が計47.2%。「支給されなかった・支給される予定がない」が49.1%、「未定」が3.6%となった。半数以上が支給されないわけだ=図表2参照。
「支給」が決まっている従業員73人には、「金額」を聞くと、最多となったのは「20万円~30万円未満」で23.3%。以下、「10万円~20万円未満」が21.9%、「50万円~60万円未満」、「30万円~40万円未満」がともに13.7%と続いた。また、「150万円以上」という高額の人も5.5%(4人)いた。支給額のボリュームゾーンは「10万円~30万円未満」(全体の45.2%)だった=図表3参照。
さて、冬のボーナス支給はどうなるのだろうか。再び経営者114人に「見通し」を聞くと、「支給の見通しが立っている」と答えた人は37.7%、「立っていない」と答えた人が40.4%となった=図表4参照。
「支給の見通しが立っていない」経営者も何とか頑張って、ぜひ従業員にいい年を迎えさせてあげてほしいものだ。
調査は、2022年 5月23日~5月30日、中小企業・零細企業の従業員279人と経営者(代表取締役)114人を対象にインターネットで行った。