先輩部下を尊重し、「力を貸してほしい」と頼る姿勢を
では、冒頭のCASEについて改めて考え直し、次のように対応してはどうでしょうか。
相手が人生の先輩であることを意識して、日頃から敬意を表し、仕事を頼む際には「あなたの力が必要なので、一緒に頑張ってほしいのです」と伝える。
今回の打ち合わせも、「あなたの経験と知恵を借りながら、B社様とより一層よい関係をつくっていきたいので、ぜひ相談させてください」と依頼する。
上司が自己認識を改め、「自分は、たまたま役割として管理職を担当することになったが、人生において偉いわけではない」という意識を持つことです。先輩部下を尊重し、上記のように「ぜひ、あなたの力を貸してほしい」と頼る姿勢を示すのです。
自分が上司になると、突然「上から目線」の言葉遣いになる人がいます。しかし、部下とはいえ、目上の人に対しては丁寧語で接することも忘れないようにしましょう。