大手キャリアのリユース品購入が1位
さて、MMD研究所の調査では、まず、スマホを所有する18歳~69歳の男女1万人を対象に、現在利用しているメイン端末の入手方法を聞いた。結果は、「新品のスマホ」が84.5%と最も多く、次いで「中古スマホ(修理・整備品も含む)」が11.6%、「友人・家族から譲り受けた」が3.3%となった。
2020の調査と比較すると、「新品」が6.5ポイント減、「中古」が5.5ポイント増の2倍となった。また、2016年からの中古スマホの所有率の推移を見ると、年々増加し、9.8ポイント増加していることがわかる=図表1参照。(ただし、いずれも母数が異なる)
続いて、メインで利用していた端末の処分方法を聞くと、「自宅に保管している」(52.4%)が最も多く、次いで「通信会社の下取りサービス」(17.3%)、「携帯電話買い取り店への売却」(7.1%)となった=図表2参照。これを年代別で見ると、「自宅に保管している」と回答した年代で最も多かったのは60代(60.4%)、最も少なかったのが10代(38.2%)となった。
さらに、中古スマホを持っている500人に、買った店舗やサービスサイトなどを聞くと、「キャリアのオンラインサイト(認定リユース品)」が13.6%と最も多く、次いで中古品リユース販売業の「ハードオフ」(13.2%)、同「ブックオフ」(11.6%)と続いた。また、さまざまなネットオークションサイトから購入していることがわかる=図表3参照。
いったい、どうして中古スマホを購入したのだろうか。その理由を聞くと(複数回答)、「新品より価格が安い」(36.2%)が最も多く、次いで「オンラインで購入できる」(13.8%)、「SIMフリー端末が欲しかった」(12.8%)、「欲しい製品が店頭で販売していない」(10.4%)、「ハイエンドモデルが定価より安く手に入る」(9.6%)となった=図表4参照。
やはり、「安さ」「自分の好み」「高機能」を探し求めてのことのようだ。