週末に挽回! プラス確保(同志社大学 岩瀬颯汰さん)
◆ 今週の相場
今週(6月13日週)は15日のFOMC(米連邦公開市場委員会)による政策金利発表と16日のBOE(英中央銀行)による政策金利発表、そして17日の日本銀行による金融政策発表に注目していました。
FOMCによる政策金利発表は、14日の情報では50bp(ベーシスポイント。0.5%)の利上げに収まるという情報から高いインフレを制御するために100bp(1.0%)の利上げのような極端な政策に打って出るという情報まで飛び出すなど、各メディアで予測が飛び交っていました。結果としては75bp(0.75%)の引き上げと、大幅な利上げとなりました。ただ、先週(6月6日週)以前のように、米ドル円において円安ドル高の上昇トレンドとならなかった点で市場を見誤りました。
BOEによる政策金利発表では、昨今のインフレ傾向から利上げが妥当であると予測していました。結果としては0.25ポイントの利上げが決まり、政策金利は1.25%に引き上げられました。日銀による金融政策発表では前日にスイス中銀がサプライズ利上げを実施したことから、金融引き締めや利上げに方向転換する可能性も指摘されていましたが、日銀の黒田東彦総裁は引き続きYCC(イールドカーブコントロール) により海外金利が上昇しても対応可能との見解を示し、今後も現行の長短金利操作付き量的・質的金融緩和の維持が続きそうです。
◆ 実際の取引
今週は米ドル円と英ポンド円で取引しました。米ドル円は15日のFOMCによる政策金利発表で円安がさらに進むと考えていたため、13日の時点で、5ミニロットでロング(買い)していましたが予測が外れ、15日に1円の円高になった時点で損切りしました。
しかし17日には日銀による金融政策発表があり、黒田総裁の以前からの動向を顧みて金融引き締めや利上げに方向転換する可能性はかなり低いと考えていたため、16日には再び3ミニロットでロング(買い)しました。結果としては金融政策の方向転換はなく、米ドル円は下降トレンドから上昇トレンドに切り替わったため、17日に利益確定しました。
英ポンド円に関してもBOEによる政策金利発表で利上げが決定されると予測していたため、15日に5ミニロットでロング(買い)しました。結果としては英ポンド円も上昇トレンドが継続し、17日には利益確定しました。
◆ 所感
今週ははじめの取引が損切りでしたので好調なスタートはとはいえませんでしたが、その後の取引は黒字で終わらせることができたので、ひとまず安心しています。今回の損切りを分析し、これからの取引での勝率を上げる糧としたいです。
ただ、個々の取引に意識を取られすぎていては意味がないので、これからも全体的に見たときに黒字であるかどうかを意識して取引していきます。
◆ 今週の取引
前週からの損益 プラス6万7000円
6月18日現在 141万4000円
◆ ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
しっかりと相場の情報をキャッチし、自分なりの仮説を立ててトレードできており、素晴らしいです。FOMC(米連邦公開市場委員会)直後のドル円の動きは、おそらく市場関係者もみな難しかったかと思います。そこの損切りは仕方なかったかなと思うところです。
損切り額も適正かと思いますし、勝率も申し分ないです。今後も安定的に収益が得られそうですね。期待しています!
FXは高校時代から独学で学んできており、このたびは自身の実力を試したく、このFX大学対抗戦に臨んでいます。不束者ですが、よろしくお願いします。
◆ ◆ アドバイザーのプロフィール
得意な通貨はポンドで、最近は仮想通貨も取引。
ツイッター @fx_yukatin
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