未熟さ露呈 せっかくのお褒めの言葉も...(一橋大学 チーム megis)
北大金融研究会の不破さんにお褒めの言葉を頂いて喜んでおります。(笑) ただ、今週(2022年6月13日週)はせっかくのお褒めの言葉も......。まだまだ未熟な技術に過ぎないということを改めて痛感させられた一週間でした。
今週は先週以来の円安相場が終焉し、どの通貨ペアも予測の難しい相場でした。先週の終わりに保有するポジションをすべて決済したので、新たなポジションを持つためにファンダメンタルズ分析でいろいろと思案しましたが、今週は米国経済の先行き不安が先行するものの、そのことを通貨が如実には反映しないために、それ以降の相場予測が立てられず、ファンダメンタルズ分析をあきらめました。
我々はそこでとにかく、レンジブレイクしそうな通貨ペアを探すことに苦心した結果、レンジブレイクしていたユーロポンドの通貨ペアと明らかに円高トレンドに入ったメキシコペソ円を選択しました。
【ユーロポンド】
欧州中央銀行(ECB)の利上げ以降、徐々にユーロ高が進行する中で、6月14日に日足チャートでレンジブレイクすると、一気にユーロ高に進みました。我々は日足チャートでそれを確認したうえで、翌15日にユーロ買いでのポジションを持ちました。
しかし、その後、ここ一年での高値を付けた後にイギリスが政策金利を1.25%に上昇させるというニュースが入ったのを見て、一気にユーロ安ポンド高が進行しました。ここで損切りしとけばよかったのですが、その前にECBが政策金利を上げた時には一度、ユーロ安が進行した後で急激にユーロ高になっていたので、今回もそのカウンターパートがあると予測してポジションを持ち続けましたが、どんどんポンド高が進行していくのを見て、これ以上の含み損は許容できないと判断してポジションを決済しました。
【メキシコペソ円】
二週間前からメキシコペソを買って利益を上げてきましたが、メキシコペソ安が進行していくのを好機だと捉え、多少のスワップポイントで損するのは覚悟のうえでメキシコペソを売りのポジションで持ち多少の含み益を出しました。
◆ 今週の取引
前週からの損益 マイナス21万3631円
6月18日現在 126万6828円
◆ ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
ユーロは6月9日のECB(欧州中央銀行)理事会で7月に利上げを発表しましたが、その後ドイツとイタリアのイールドスプレッドが拡大したことを受け、15日に臨時理事会を開催し、PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の再投資を適用しました。これは金融緩和に相当するものです。一方、イギリスは16日コンセンサスどおり25bp(ベーシスポイント。0.25%)の利上げをし、声明文はさらにタカ派なものでした。ユーロの弱気な姿勢をみたところでイギリスの政策発表前に逃げられると、もう少しリスクは回避できたかもしれませんね。
あとは、ユーロポンドはボラティリティの大きい通貨ペアでもありますし、証拠金100万円に対して2ポジションでマイナス23万超はロットが大き過ぎます。
資金管理について見直せるとマイナスを見越したうえで安定して収益が出せるかと思いますので、そこを改善できると良いですね。
林檎
一橋大学投資サークルTOWALYに所属しています。ファンダメンタルズ分析を基に株式投資を行っており、FXはまだ初心者です。モラトリアム実践中! 経験が浅いFXでは試行錯誤が続くことと思いますが、みなさんに成長していく姿をお見せしたいと思っています! よろしくお願いします!!
一橋大学投資サークルTOWALYに所属しています。FXの経験はまだ浅いのですが、この一年を通してさまざまなことを吸収し、成長していきたいと思っています。テクニカル分析に興味があります! 1年間よろしくお願いします!