投資は損をするからこわい?
1970年代の日本では銀行預金の金利が7%台の頃もあり、100万円を10年預けているだけで約2倍の200万円まで増えた時代もありました。「元本保証も保証されて2倍なる時代」......羨ましい限りですね。
現在では0.001%くらい、100万円を10年預けてもたった100円しか利子がつかないということです。銀行に預けているだけではお金は増えませんよね。数年後に金利が大幅に上がることは期待もできません。
昭和の時代は「銀行預金最高!!」と言っていた人が多かったのでしょう。Jさんも「貯金は安心で増えるよ、投資はこわいよ」と親世代から言われてきたのかもしれませんね。Jさんは投資をしたことがないのに「投資=こわい」というイメージを持っていますが......まわりの人に植えつけられてしまったんでしょう。
「投資はこわい」と言っている割には、「平気で1万円分の宝くじを買う」「競馬にお金を使う」という人は少なくないものです。これまで費やしている金額の総額を考えると、宝くじや競馬の方がよっぽどギャンブルでリスクが高いと私は思います(勉強して稼いでいる人は別ですけどね)。
増える可能性もあるけれど、投資なので元本割れするなどリスクはつきものです。株も上がったり、下がったりリスクがあります。こわいと感じることを始めるには、多少勇気も必要です。
でも、実際やってみないと「本当にこわいかは分からない」もの。「投資はこわいからやめた方がいいよ」と言っている人は、実は投資をやったことがない人だったりもしますよね。投資について語れる人は「投資をやっている人」だけだと私は思います。