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30代、40代のほうが50代より健康データの記録に熱心

   さて、MMD研究所では、まず18歳~79歳の男女1万5000人を対象に、健康に関する記録をしているか聞いた。「記録している」が39.6%、「記録していない」が60.4%となった。年代別で見ると、「記録している」人が最も多いのが70代(54.0%)、次いで60代(41.7%)と、やはりシニア層の関心が高い。

   ところが、働き盛り世代で見てみると、40代(36.4%)と30代(35.9%)のほうが50代(35.3%)よりも健康データを記録する人が、やや多いという意外な結果になった。これは50代が職場では管理職になり、家庭では子どもが進学時期にさしかかるなど、もっとも多忙な時期にあることが影響して、健康データの記録どころではないということなのだろうか。

   次に、健康に関する記録をしている5940人に、記録している項目を聞くと(複数回答)、「身長や体重、BMI」(45.4%)が最も多く、次いで「血圧」(39.3%)、「体温」(25.9%)、「生理周期」(20.2%)となった=図表1参照。また、記録のつけ方を聞くと、パソコンやスマホ、ウェアラブル端末など「デジタル媒体」(47.1%)、「アナログ媒体、デジタル媒体併用」(15.1%)、「アナログ媒体」(37.8%)となった=図表2参照。併用を含めると、デジタルを活用している人が6割以上だ。

(図表1)健康に関して記録している項目(MMD研究所の作成)
(図表1)健康に関して記録している項目(MMD研究所の作成)
(図表2)健康に関する記録の付け方(MMD研究所の作成)
(図表2)健康に関する記録の付け方(MMD研究所の作成)

   実際に、健康に関する記録をしている5940人に、ウェアラブル端末を持っているか聞くと、「持っている」が約1割の10.1%、「持っていない」が約9割の89.9%となった。今回の調査対象者全員(1万5000人)からみると、持っている人は4%ほどしかいないことになる。

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