米ドル円相場は、円安が止まらない。最近の3か月でじつに20円もの下落だ。まだ下がるかもしれない。
第2節(2022年6月6日週)の北海道大学金融研究会チームはチャートを活用して、その米ドル円に挑戦。がっちりプラスを確保した。メキシコペソ、南アフリカランドでスタートダッシュに成功した一橋大学 チームmagisは、この両方を売却して利益を確定したほか、今週はカナダドルに挑戦した。まずは米ドル円でそろりと取引を始めた同志社大学の岩瀬颯汰さんは、ユーロ円を加えて取引。慎重ながらも取引量を増やすなど、少しずつ「大胆」に攻めていく。
チャート活用、自信をもって取引できた(北大金融研究会チーム)
今週(2022年6月6日週)は中間テストだったのですが、のんびりとトレードしようと思っていました。ところが、先週の結果を見て愕然。一橋大学がプラス20万円も叩き出しているじゃあありませんか!? これがFXドリームか...... と思いながら、林檎さんのファンダメンタル分析には舌を巻くばかりでした。
さて、今週はドル円がまさかの1ドル=134円を突破しました。インフレ加速、金利上昇に加え、依然として金融緩和を続けそうな日本銀行と、振り返れば確かにこれでドルに下がれというほうが無理があるように見えます。じゃあ、この暴騰で儲けられたかといえば、まったく儲けることができません。私は、1ドル=133円を突破するあたりでおたおたとしてトレードできずにいました。しっかり分析をして円売りの流れをつかめば、「買い」を入れられたと、少し反省しています。
今週のトレードについてですが、下の取引状況を見てもらえればわかると思いますが、指で数えられる程度にしか取引をしておりません。しかし、ポジションの取り方については少し成長したかなと思います。
というのも、テクニカル分析の本を少し読み、「複数の時間枠を使ってトレードするべき」という学びを得ました。試しに1時間足、30分足のチャートをモニターに表示させると、途端に現在のトレンドがわかりやすくなりました。
できれば1時間足、30分足の支持線、あるいは抵抗線近くでポジションを取り、自信を持てる取引をしたかったのですが、いかんせんチャートを見られる時間が学校との兼ね合いもあり限られていて、ここ! という場面が訪れませんでした。そのため、大分取引量が限られてしまいました。
しかし、中期のチャートで現在のトレンドを探ることで、前週よりも少しは自信をもってポジションを持てたかなと思います。
◆ 今週の取引
前週からの損益 プラス1750円
6月11日現在 100万1070円
◆ ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
今回複数の時間枠を見てトレードをされたということで、学業との両立が忙しいなか、少しずつ学びを得ていることは素晴らしいですね。
上位足のレジスタンスとサポートはより意識されるので、下位足でトレードする際にはマークしておきたいところです。また今のようなチャンス相場は取っていきたいところなので、テクニカル分析で入りたいと思っているところは指値を置いておくか、アラートを設定するなどしてみると良いかもしれませんね。
収支はプラスと少しずつエントリーの精度も上がってきたかと思いますので、この調子で頑張りましょう!
Xトレードは初挑戦。今まではファンダメンタルを基礎とした株式投資を行っていました。今回のFX大学対抗戦では、せっかくのデモトレードということで、テクニカル分析にも挑戦したいです。趣味は映画観賞。最近観た映画の中では「ドライブ・マイ・カー」が推し。
北大金融研究会(HFAC)所属。投資は積立投信から始め、半年ほど経つ。FXは試しにかじってみたものの1500円の損失を出し、情報の大切さと難しさを体感。今回、もう少しチャレンジしてみることにした。趣味は旅行、写真など浅く広く。プロフィール写真は今年2月に訪問した納沙布岬。
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