妻の逆鱗に触れる言葉「義母はこうだった」
一方、「夫に言われたくないこと」を聞くと、ダントツのツートップは、「『義母はこうだった』『会社の〇〇さんはこうしていた』という他人と比較した言葉」(33.7%)と「『1日家にいるのに?』といった労りのない言葉」(33.7%)だった=図表2参照。
ママはママなりに悩みながら、最善の方法を探って育児をしているものだ。それなのに他人と、とりわけ義母と比較することは逆鱗に触れるに等しいと心得るべきだろう。僅差2位の「1日家にいるのに?」も絶対口にしてはならない禁句だ。
「こうやったらいいんじゃない?」(29.3%)というひとことも、経験もないのに分かったようなアドバイスとしてカチンとくるようだ。また、「夕飯、適当でいいよ!」という言葉も、一見親切な気遣いのようだが、自己満足に過ぎないという。こうなると、パパもちょっと大変だ。
ピクスタ/fotowa家族フォト総研では、
「『ママ、頑張って!』というような当事者意識の感じられない言葉も、育児に奮闘している母親を傷つけるひと言です」「『夫に知っておいて欲しいことはありますか?』という問いに対し、『産後のママは情緒不安定になりやすいということ』と回答した母親は59.9%で第1位。また、ほぼ半数の母親が『自分も父親になったのだということ』を知っておいて欲しいと回答しています。父親が当事者意識を持って積極的に育児に関わることが、産後、情緒不安定になっている母親の大きなサポートになります」
と、アドバイスしている。
調査は、0~7歳の子どもがいる母親430人を対象に、2022年4月14日~4月16日にインターネットでアンケートした。
(福田和郎)