「みんな自信をなくしちゃっている」
今回の調査結果について、ヤフーニュースのヤフコメ欄ではさまざまな意見が相次いだ。20代男性のデート経験が少なく、恋人のいない人が多い結果については――。
「子どもはできたらできたで、産まれたら何とかなるだろう...という背景が今の日本にはない。各々自分が生きるのが精一杯で、若者の心に余裕が生まれない限り出生率は上がるわけがない。すべて経済環境に戻ってくる話だと思います。確かにお一人様の楽しみ方は現代では無限に増えているので、デートやらの恋愛が減るのは必然とも言える」
「みんな自信をなくしちゃっている。給料は安いままだし、定年まで同じ会社で働ける保証もないし、非正規雇用ならなおさら、自分のことだけで精一杯。都会に暮らしていたら住む家を買うことなんかとっても無理。買えたとしても一生そのローンの為に働き続けなきゃならない。自分の相手を幸せにする自信なんて持てないですよ」
「娯楽の少なかった昔とは違って、今は自宅に1人で居ても十分に趣味や好きなことを満喫出来て、欲求を満たせる時代ですからね。1人で寂しいと思う人も減ったでしょうし、恋愛は楽しいこともある反面、煩わしいことも多いですし。また、オタク文化も市民権を得たし、結婚しなくても白い目で見られることも減ったし、個人の意思が尊重されるようになってきたので、恋愛や結婚にメリットを感じない人は(若者に限らず)増えて当然の時代だと思います」
また、結婚しなくてはいけない風潮には疑問だという意見も寄せられた。
「そもそも、結婚すべし、という考えの根底にあるのは、『家』という概念に縛られているからであって、個人が幸せになるためにではない。個人が幸せになるための結婚をというなら、その個人たちが望むなら夫婦別姓だっていいよ。戸籍入れなくても事実婚でもいいよ。男性同士、女性同士でもいいよ。各々が望む結婚の形でいいよ、と認められるはずなのに、そうはならないことから、個人よりも家だ、社会のためだ、みたいなものが優先されている証拠」
「まあ、バブルの時代と同じ感覚で交際やデートというのは、今の時代は望めませんからね。若い人でもお金をじゃんじゃん使えた時代だからこそ、異性とデートすることで、キラキラした体験を積むことができた。(中略)今の時代、SNSなどで『キラキラした自分』を発信することのほうが、自己顕示欲や承認欲求を満たしてくれることになるわけ。(中略)男女交際に現代社会に溢れ返っている娯楽以上のメリットがない限り、この流れはどうにもならないと思います」